2012/09/19 01:44
もかさんから
今日の天気は雲ひとつ見当たらないくらい快晴で気温も暑すぎずちょうど良い。絶好の委員会日和だ。
本日の委員会内容は備品確認と整備が主な活動になるだろう、と思いながら貸出記録を確認していると少し離れたところからいつも耳にするアイツの声が聞こえた。今日も委員会の後輩たちをつれ回してるのだろう。委員会後の体育委員の後輩達はズタボロであまりに過酷すぎて下級生たちの魂が何度も抜けかけているのを滝夜叉丸が懸命に押し戻している光景を何度も見かける。
その隣りで小平太はまだまだ走り足りないと笑っているものだから恐ろしい。6年の中で一番体力のある小平太は化け物並みであると言える。
体育委員会、頑張れ…!
俺は心の中でそっとエールを送った。
「食満せんぱーい!」
「コラッ、しんべヱ!鼻水ふけ!あっ平太!なんでお前漏らしてるんだ!?喜三太はどこだ?ってうああああナメクジが手にぃぃぃいいい!!!!」
「作兵衛落ち着け!」
他人の心配をしている場合ではなさそうだ。さて、俺もそろそろ取りかかろうか。まずしんべヱの鼻水をかんでやるか。
いつもと比べ今日は仕事量も少ないので早めに切り上げようかと考えていると背中に物凄い衝撃が走った。
擬音語で表すならばドカァッといったところか。後ろから迫りくる気配に気づかなかったわけではない。あえて受けた。これが会計委員長だったら遠慮なく反撃している。
「よっ!留三郎!」
「加減ってものがあるだろ…」
「ん?痛かったか??」
「そりゃあな」
一応身構えてはいたが想像を越える小平太の馬鹿力に苦笑いした。
まあ、いつものことだ。
「なにか用か?」
「特に無い!留三郎が見えたから走ってきたんだ!!」
ニッと歯を見せて笑う小平太が大型犬に見えた。人懐っこくて無邪気でよく笑う。その笑顔を見ると、なんというか…ホッとする?表現がイマイチだがまあ…そんなところだ。
「今から委員会だろう?ほら、いってやれよ」
「んー…」
「どうした?」
「決めた!!!」
「…え?」
「今日は留三郎といることにしたから体育委員は用具委員の手伝いをすることにしよう!」
「はあっ!?」
いやいや待て待て…!うちは助かるがいいのかそれで!
体育委員の後輩達の方へ振り返ると滝夜叉丸が涙ぐみながらガッツポーズをし、下級生達は抱き合っていた。
…うん、こいつらにとってはよかったかもしれない。
「それでは七松先輩!僕たちはしんべヱ達と用具室の点検に行ってまいります!」
「おう!頼んだぞー!!」
小平太がくしゃりと金吾の頭を撫でると嬉しそうにはにかんだ。後輩達を見送り、自分も作業を開始しようとするとガシッと肩をつかまれ無理やり座らされた。
「よし!留三郎!膝を貸せ」
「え?お、おいっ!」
「んーー!!今日は気持ちがいい天気だなー!」
そう言うと俺の太股に小平太が頭をのせた。自然と重なる視線に思わず顔を背けた。
「顔隠すなよ!」
「うわっ!やめ、!」
ぐいっと後頭部を引き寄せられたかと思うと一瞬だけ、乱暴に唇がぶつかった。やわらかい感触が残り思考が一時停止した。
「おー!顔真っ赤だな!!」
「うるさいっ!」
「ハハッ!可愛いなー!」
「あぁぁ!!もう!!!」
「うおっ!!?」
ベシッと顔面を叩くと小平太の抗議の声が聞こえたが俺は決して悪くない。顔中が熱くて仕方ないのはきっと夏の日差しのせいに違いない。
――――――――――
哄笑のもかさんから相互記念に頂きました。ごちそうさまです!
ややや、やっばーい!!
そうです萌えってこういうことです!!滾る!
いやまさか、もかさんの文章でこへ留が読める日が来るとは…!サイトやってて良かったなぁぁ〜(きゅん)
好きな文章書きさんが好きなCPを書いてるってだけで既に幸せなのに、これがhyk宛てなんだぜ…?
嬉しいとかもうそういうレベルじゃない。
ニヤけながらじゃないと画面が見られないくらい好き〜な、この気持ちを上手く説明できなくてごめんなさい。すごく歯痒くて悔しいです!足りない文章力が欲しい!
気持ちが先走ってから回ってばっかりの私ですが、こちらこそ今後とも友好的なお付き合いをよろしくお願いします!
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