2012/06/26 01:44
九十九さんから
【視界に】
最近何かと言って小平太が俺の視界の端でうろちょろしている
教科書を忘れたと言っては組の教室にわざわざ来てみたり
遠回りをしてまでは組の教室の前を通ったり
伊作と話していたら何もないのに乱入してきたり
この間は背中にバレーボールを当てられたばかりだ
流石の俺もイライラしたため、直接小平太に言った
食満「おい小平太!!」
七松「ん?なんだ留三郎」
割かし怒ったように話しかけたつもりだが、小平太は待っていたと言わんばかりに顔をにやつかせながら振り向いた
何故こいつはこんな顔をしているのだろうか
少々疑問に思ったが、ひとまず話を続けることにした
食満「お前なぁ、視界の端でうろちょろしすぎなんだよ!!」
七松「は組の前を通ったり、伊作に話しかけたりすることか?」
食満「ああ」
それ以外に何があると言うんだ
しかし、小平太はさらに顔をにやつかせて話を続けた
七松「それの何がいけない?」
食満「気になってしょうがねぇんだよ、俺の視界でうろちょろされると!!」
七松「それは、私のせいなのか?」
当たり前だろ
お前以外に誰がいるって言うんだ
七松「私は別に留三郎、お前に会うためには組の前を通ったり、伊作に話しかけたりしているわけではないぞ?」
言われてみればそうだ
今俺の目の前でにやついているコイツが直接俺に話しかけることは少ない
教室に来た時だって、他の奴に教科書を借りていた
は組の前を通ったとしても、本当に通りすぎるだけ
伊作と話していても、俺には関係ない話ばかり
七松「私がお前の視界に入ろうとしてるのではなく、お前が私を視界に入れようとしてるんじゃないのか?」
そう言って小平太は笑いながら何処かへ歩いて行ってしまった
俺はそんな小平太の後ろ姿を目で追っていた
―――――――――
どどど…どうしよう
勝手に押し付けたリンクandバトン感謝絵に、九十九さんがお礼小説を書いて下さった…!ヒェェ!
ありがとうございます!大好きです!超!
でもって小説の内容が萌えの極みでどうすれば良いのか分からないくらい滾ってる。
策士な小平太…!
しっかり罠にひっかかってる留三郎!
このグレーゾーンの相思相愛が堪らん…
はぁ マジ堪らん…
……も、やばい…
これは嬉しすぎです!(感涙)
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