「何しとんの、2人」
『あら、ピアスチャラ男君』
「何やねん、そのセンスゼロのネーミング」
「なまえ…ι」
『うちもう光の事嫌いやから…』
ホンマは
そないな事
言いたない
せやけど
不安なんやもん
「別にええで、俺もなまえん事嫌いやさかい」
『……え?』
あーあー
聞きたなかったわ
光…やっぱり
うちの事
嫌いやったんやな
アカン…涙が…
ギュッ
『……え?』
「アホ…何信じとんねん」
『ひ…かる…?』
「その反対や…一々言わせんなアホ」
『あ、アホやない…光の彼女や!!』
遠回りやけど
伝わりにくい
言い方やけど
これが光の
愛情表現なんやな
そう考えたら
なんや光が
可愛よぉ
思えてしもた
「ニヤニヤすんなや…気持ち悪い」
『へへんだ♪』
「今さっき泣こうとしとった奴が、何笑おとんねん」
『泣いとらん!!…それにこれはうちだけの秘密や♪』
「ふーん」
光、うち決めたで
光がその気なら
うちは
嘘のような
ホンマの愛を
叫んだる
せやから毎日
しっかり
受け止めるんやで?
『光…大好きやで♪』
「…俺は愛しとる」
『Σ嘘ぉ!?』
《END》 あとがき→