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「なまえ…俺、部活辞めたわ」


『Σえぇ!?』


「嘘や嘘…本気にすんなや」


『ビックリしたわぁ…』


「せやなまえ…今日アン●ンマンに会うたで」


『Σホンマなん!?』


「嘘に決まっとるやん」


『光ー!!』


















【エイプリルフールな毎日】




















毎日変わらない光景


彼氏である男が
彼女である女に
嘘をつく


そして単純な女は
男を信じてしまう








「ええ加減わかれや、ボケ」


『そう言う光こそ、何で嘘つくねん!!』


「なまえが単純なんが悪いわ」


『Σ何やてぇ!!』










うちと光は
毎日こうやって
言い合いしとる


白石先輩らが
止めへんかったら
うちらの喧嘩は
止まらへん


それが
居心地ええのは
異常なんやろか?








『…ハァ…』


「どないしたんや、なまえ」


『白石先輩…うち、ホンマに光から好かれとるんやろかなぁ…』


「いきなり何言うとんねんι」


『毎日同じようにからかわれて…もう嫌や…』


「財前かて何か考えがあるかもしれんやん」


『そんなん無いですよ…』


「なまえ…」


『光の馬鹿、不安になるっちゅーねん!!』








うちは不安やった


ホンマは光本人に
言いたかったんやけど
なんや叫びたなって
叫んでもうた


絶対、白石先輩
ドン引きしとるわぁ















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