「好きだよ、なまえ」
『ごめんなさい、』
「うん、それでも好きなんだよ。」
『さっきから、何回このやりとりをしてると思ってんの?』
「5回くらい?」
『10回だよ、ばかやろー。』
なまえの呆れ顔を見て、かわいいと思ってしまう俺は相当彼女にハマっているのかもしれない。
「俺はね、別になまえと付き合いたくて、好きだと伝えたんじゃないんだよ。」
『…じゃあ、なんでよ。』
「ふふ、何でだろうね」
なまえが俺を意識して、好きになってくれたらいいなぁなんて考えてると伝えたら、なまえはまた俺に呆れるのかい?
これから始まる物語、
(勇気と思いきりと)
(少しだけの希望)
←