初めて告白された時は、すぐに断った。森山先輩のことは好きだったけど、恋愛感情ではなかったから。そう伝えたら、そっかという軽い言葉だけを残して森山先輩は去ってしまった。しばらく森山先輩と会うことはなくて、噂で森山先輩がいろんな女の子と遊んでるっていうのを聞いた。森山先輩が女の子好きなのは今に始まったことではないし特に気にしてなかったら、後日まさかの二度目の告白。さすがに驚いた。森山先輩には可愛い女の子たくさんいるじゃないですか、と断ってみたけどお前がいいって言われてこれまた驚いた。

それからは、告白されては断っての繰り返し。全然諦めてくれなかったけど。そんな時に、幸男くんと出会って、幸男くんが好きになった。そのことを森山先輩に伝えて今度こそ諦めて貰おうと思った。けど、結局だめ。告白はなくなったけど、絶対に諦めないからという言葉を私の心に残していったんだ。


記憶の整列
(乱れたり、消えたり)
(それくらいがちょうどいい。)




 


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