「ハッピー大晦日!」
「…」
「なにその冷めた目。ノれよ」
「なんなの君」
「そんなの決まってるじゃん。一年の締めくくりを祝いに来たんだよ」
「僕忙しいんだけど」
「風紀委員の仕事なんてもうとっくに終わってるでしょ。現にさっきまで寝てたじゃん」
「たった今君に叩き起こされたけどね」
「寝るなんて勿体ないじゃない!せっかくの大晦日なんだし」
「大晦日だからこそ寝たいよ」
「この老体が」
「咬み殺すよ」
「ていうかずっと気になってたけどその咬み殺すってなに?意味あんの?」
「教えない」
「まさか自分で使ってて知らないとかないよね?」
「だから教えないってば」
「てか雲雀ってさ好物ハンバーグとか絶対狙ってるだろ。しかも携帯の着信音が並盛の校歌って今時ありえなくね?絶対狙ってるでしょ、そうでしょ間違いないよね?」
「それがなに」
「気にしてない素振りしてるけど目が泳いでるよ。やっぱり狙ってたんだ」
「違う」
「なに泣きそうになってんだよ。それも狙ってるんだろ」
「違う…」
「あれー?天下の雲雀さんが傷付いてるんですかー?」
「……」
「あ、ちょっとどこいくの?……行っちゃった」
(やりすぎ注意)