「ドタチーン!」
「うわっ!いきなり現れんなよ…つかドタチン言うな」
「えー別にいきなりじゃないよ?ずっと後ろに居た!」
「…ストーカーか?」
門田が失礼なことを言ってきたので帽子を取って私が被る。返せって言われたけど、スルーした。
「門田は帽子なくてもカッコイいから大丈夫だよー」
「ばっ…!お前そういうこと平気で言うな!」
「あれ、信じちゃった?」
「名前っ!」って門田は顔を真っ赤にしながら叫んでいたけど、私は嘘だよと言って笑った。そしたらまた(今度は違う意味で)顔を赤くして照れていたから写メっておいた。可愛いなあ、門田は!
そうして今日も平和に過ぎてく。私がトリップしてきて最初に出会ったのが門田でよかった。臨也とかだったら確実に性格がひねくれてたと思う。
空はいつもに増して青々と澄み渡り、少しずつ雲が散りばめられていた。都会の中でも空の綺麗さは変わらない
(全体的に古い文、2010.5.2)