「ちゃおっス」
いきなりピンチの予感です。
コンビニに向かうために進めていた足を止めて振り返った。まさかとは思ったが、そこには予想通りの相手がいて少し同様した。しかしそれを悟らせないために笑顔をつくる。
「こんにちは。どうしたのかな?」
「わかってるだろ」
「なにがかな?」
「知ってると思うが、俺の名前はリボーン。殺し屋だ」
「そうなんだ〜」
「とぼけてんじゃねーぞ。そろそろ白状したらどうだ」
リボーンの雰囲気が少し変わったところで、これ以上隠しても無駄だと思い軽くため息を付いた。このことについては半信半疑だった。もしかしたらの方に賭けて小さい子供を相手にするように接っしてみたが、やはりバレていたらしい。
「いつからなんですか?」
「敬語はいらねぇよ。ツナが持田と戦った日からだ」
「早いね、さすがというかなんというか…」
「まあ正確に言えば、そっから疑いだしたってことだけどな」
「じゃあ確信をもったのは?」
「調理実習のときだ。おめぇ、ビアンキの存在に気付いただろ」
さすがリボーンだと思った。周りをよく観察している。しかしなぜこのタイミングで接触してきたのだろうか。ちらりと視線を地面からリボーンへと移す。リボーンはニヤリと笑って、さも当然のように言ってのけた。
「名前、ボンゴレファミリーに入れ」
(表情は変わらない)
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