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12.神前千尋にお願い!T



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兄貴:さて、これが最後のお願いだな神前。反省会は後にするとして、この質問を最後に残した意図はちゃんと理解してるな?
神前:…解ってるよ。これが最後って決めたのは俺だし、名越さんも色々考えてこのお願い送ってくれたんだろうって思う。
兄貴:そうかい。んじゃ、まずは読むか。



えっとぉ、普段は素直に言えない感謝の気持ちを類友のみなさんに言葉にして伝えてくださぁい。ちゃんと相手の目を見てお願いしまぁす。そらしたら負けだと思うのー。



兄貴:差出人はさっきも話に出たが、なごっとさんな。俺が最初なのは言い易さから、ってところか。
神前:それもあるが…、兄貴と話して少し心を落ち着けたいと思って…。
兄貴:へぇ、俺と話すと落ち着くか。
神前:俺の周りの大人ってどうしてか親父みたいな変わった奴が多かったからな…。高校時代本気で悩んでる時、誰に話していいか解らない時、気がついたら兄貴の所に足が向いてた気がする。教職って立場で、俺みたいな生徒の相手するのは周りの目とかもあっただろうし、ホント申し訳なかったって今でも思ってるけど…。兄貴に会えて、本当に良かった。今まで有難う。
兄貴:おいおい、今まで有難うで終わらせんなよ。俺等此処で終わりか?
神前:…っ、……これからも、宜しく。
兄貴:ははは、目逸らしたら負けだってよ神前。でもま、照れてる顔見れて俺は満足。
神前:くっ…!
兄貴:こっちこそ、これからも宜しくな。



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