11.神前千尋へお願い!![]() ![]() 神前:………え、他の奴らは? 財前:うん?さあ、どこかで油売ってるんじゃないかな。ケーキ食べなよ。 神前:……そう、か。………いただきます。(なんだこの空気…) 財前:…千尋はさ。 神前:お、おう…。 財前:俺と20年付き合ってきて、どう思う? 神前:…は?どう、って…なんだよいきなり。 財前:俺結構千尋には酷いことしてる自覚あるし、 神前:自覚あるのかよ。 財前:千尋が怒らないのを良い事に色々遊んだり弄り倒したりしてたんだけどさ。 神前:……突っ込んでほしいのか? 財前:千尋って、叱るけど怒んないじゃん。突っ込んでは来るけど、人見てやって良い事、やっちゃいけない事瞬時に判断出来るし、その人が傷つかないように突っ込めるのって凄いなって思うんだよ。 神前:…待て、待て待て待て。なんだ急に、ホントになんだ。何企んでる。 財前:ひっどいなぁ、何も企んでないよ。 神前:いや絶対何か企んでる…。じゃなきゃお前がそんなこと言うなんてありえない…。 財前:あはは、まあ確かにね。でもそう思っても、千尋って俺に付き合ってくれるよね。何か絶対されるだろうって思っても、いつも。 神前:……それは、…まあ、お前はちゃんと一線は弁えてるし、本気で誰か傷つけるような奴じゃないって事は解ってるからな。 財前:その優しさに付け込んで好き勝手してきたけど、千尋の事信頼してたし、尊敬もしてたよ。 神前:……それは、どうも。(照) 財前:でも千尋ってすーぐ絡まれるし、知らない間に怪我してたりするし、気が気じゃなかったんだよ?お前が傷つけられたら本気で腹立ったし。俺の千尋に何すんだよ、って。 神前:………なんだよホントに。(照) 財前:たまには素直に愛の告白するのもいいでしょ? 神前:…気持ち悪いっつーの。 財前:ねぇ照れた?照れた? 神前:照れてねぇ…。 財前:あはは、千尋すぐ耳も赤くなるからわっかりやすいな。 神前:……、………。 財前:ごめんごめん。でも本当に感謝してるよ千尋。懲りずにこれからも宜しくね? 神前:………おう。 ←back / main /next→ |