企画 | ナノ

08.教えて神前千尋!



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兄貴:…さて、神前くん。企画もほぼ終盤ですけれども、後回し後回しにしていた一番ぶっ込んだ質問に着手して貰おうと思うわけだよ。
神前:………回避不可なんだな。
兄貴:当たり前だろアホか。俺も実際これは追及したい、色々知ってるけど。
神前:…………なんで兄貴指名なんだ。
兄貴:財前がよかっ…
神前:兄貴が良いですアリガトウゴザイマス。
兄貴:解れば宜しい。



神前さんには好きな人や気になる人いますか?浮いた話をあまり見かけませんが、ぜひぜひお聞かせ下さい!その人に対する愛の告白もお願いします☆



兄貴:フゥー。千尋くんオトコノコだもんねー、こういう話あるでしょぉ?
神前:キモい。
兄貴:表情強張って目が泳いでんぞ。ったく、浮いた話見かけないのはお前がそういう話題に対して極度に恥ずかしがるからだろ。今時の小学生でもそこまで挙動不審になんねぇぞ。
神前:べ、別にキョドってなんか…、
兄貴:俺の目を見て言ってみろコラ。
神前:…し、仕方ないだろ!色んな奴が見てんだぞ!!
兄貴:女子か。見てなくたってできねぇだろお前は。はー、嘆かわしい嘆かわしい。20にもなった男が恋愛のれの字も語れないとは。
神前:くっ…!
兄貴:んで?好きな子いんの?
神前:ドストレートにきやがったな…!
兄貴:いるよな?はい、次。
神前:おい待て!!!
兄貴:なんだよ、語りたいのか?
神前:ちっげぇよ!!なんで居ること前提になってんだよ!!!
兄貴:違うのか?
神前:ぐっ…、それ、は……。
兄貴:それは?
神前:………………………………………………気になる、人、なら………、……………。
兄貴:図体に見合わない程小さい声で言うなお前は。俺は元担任として恥ずかしいぞ神前。
神前:…………………返す言葉もない。
兄貴:まあいい。で?愛の告白は?
神前:…そ、そういうのは。
兄貴:言えないって?お前なぁ…。
神前:そうじゃねぇよ!…そういうのは、……本人に、言うもんだろ。
兄貴:………何だ急に。
神前:…………お願いなのに申し訳ないんだが、それは本人だけに、言わせてほしい。…………いつになるか解らないが。
兄貴:………ふーん。一応そう言う事は考えてんだな。センセイ吃驚だわ。
神前:…もう教員じゃないだろアンタ。
兄貴:いつでもお前の人生のセンセイだこの野郎。
お願いを叶える企画なのにホントに悪いな特命係長さん。そう言う事らしいから、愛の告白は勘弁してやって下さい。

神前:…本当にすいません。
兄貴:俺じゃなくて財前辺りだったら何かしら言わせただろうになー。どうにもお前にゃ甘くてダメだ俺は。
神前:馨なら絶対やるからやめてくれ…。
兄貴:きっとこの特命係長さんも、慈悲か慈愛の気持ちがあるから財前じゃなくて俺を指定してくれたんだと思うぞ。
神前:その点については心の底から感謝してる。いや、してます。ほんとありがとうございます…。
兄貴:つーわけで、この質問は此処まで。参加してくれてありがとなー。


Fin…?

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