冗談半分

※原作6巻表紙カバー下のネタです。





「相馬の好きなタイプを要約すると、Sっぽくて金髪…か」
「あと巨乳ね、これ本当に重要だから忘れないでくれる?」

少し動揺が残ったまま、しかしそれを見せない様に笑顔を取り繕って答える。
それで終わってくれればいいものなのに何故だかじっと見つめられている。目つきが悪いものだからどことなく怖い。

「相馬…」

数秒の静寂の後、不意に名前を呼ばれた。まだ何か言いたい事があるのだろうか。

「何?佐藤くん」
「本当に俺じゃないよな?」

案外引き摺るな、なんて思いつつも、とりあえず否定をしておこう。

「しつこいよ!違うって……あ、でも…」

と、思ったが…ふと、いい事を思い付いた。

「でも…?」

オウム返しに聞き返してくる。心底不思議そうな顔をしていて普段の無愛想からは連想出来ない雰囲気でちょっと可愛い感じすらしてしまう。

「そうだなあ…佐藤くんに胸があったら別かもしれないね。胸って揉むと大きくなるって…本当かな?」

多分今の自分の顔は凄い笑顔なんだろうなあ、なんてぼんやりと考える。

「…っ、相馬……?」

さっと血の気が引いた様な顔。焦りと動揺が隠せないその顔は、ああ、とても可愛らしい。口に出したらきっと怒るだろうから言わないけど。

「ねえ、試してみる?」

あながち嘘でもない事だしね。





本当はもうちょっと続き考えたけど、シモに走るので略しました。
実は本館の日記に投下したものですのでもしも某DRRR!!サイトの日記でこれを見た方がいたらそれは私です。


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