話の核心には触れられないまま会計を済ませ店を出る。

そうしてあっという間にコンビニに付いてしまった。
帰りたくない。


『はー。満足!今日は急にありがとうねー!
久々に会えてよかった!楽しかったよー』

『うん。俺も楽しかった!またいこ「ねえ?なんで今日あたしが誘ったと思う?」

『え?』

「1番……会いたかったからだよ。ラーメンなら釣れるかと思って。……ねえ?この意味わかる?あたしね……ドンさんの事……っ……」

『あーっ!!まじでもーさー。なんなのお前さぁー。俺が先に言いたかったやつだしー。もー。ほんっと名前好きっ!ずっと前から好きだった……』

抱きつき空を見ながら告げる。
やっと言えたことの安堵感で震えそうだった。
ださいなぁ。おれ。

「んふふ笑どんさん震えてるよー。ありがとう。嬉しいんだけど出てくるお客さんにめっちゃ見られてるから笑。」

「え!いやいや茶化すなよ笑……で返事は?」




俺ははただきみの手を握って、彼女は黙ったまま頷いて。
今度は静かに抱きしめた。


end






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