あなたの眩しい笑顔で私は息も出来ない(木兎)

「ねぇねぇ赤葦ー。今日なんで名前学校来てねーか知らない??」

部活の休憩中。静寂を破ったのはすっとぼけたエースの発言だった。

「え?いや、担任の先生は風邪だって言ってましたよ。というかなんで今まできづかないんですか?連絡来てないんですか??」

「いやー、そーいえば昼も見かけなかったし、今日は合わねーなーって思って……。いや?まてよ。LINEもきてねーな……。そもそもあいつは40℃熱があっても学校来るようなやつだぞ??んー??そもそも風邪じゃないんじゃ……」

そうブツブツと呟き始め、赤葦の眉間にシワがよる。
周りの部員の目線もお構い無しだ。
さすがにこの状況はよろしくないとおもい赤葦が声をかけようとすると「ぬぁー!!」と叫びだしあぁこれはショートしてるなと考えを巡らす。


「……なんですか。急に大声出さないでください。そんなに心配なら帰りに家によって見ればいいんじゃないですか?」

「…………そ、そうだよな。赤葦ついてきてくr「いやです」」


えー!!と盛大に驚いているけれど何故先輩の彼女の家に同伴しなければならないのか。
そういうことは二人で解決して頂きたいと言いかけて胸にしまう。

「……話さないと分からないことってありますよ。案外簡単な事です。頑張ってください。」

そう言って丁度休憩時間が終わり集合の合図がかかる。
その後の練習は……まぁ想像に難くないだろう。




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