大分飲んだのかおついちさんはソファに横になってうたた寝をしている。
私は今のうちにと片付けを始める。
なんかほんとあのふたりがいるとお祭り騒ぎだなー。
でもおついちさんも喜んでたしよかったー。
なんておもいながら食器を洗い始める。
おつ「……うーん。ねちゃってたー?ふぁー」
『結構飲んじゃってたかもねー。待ってて。今お水を……
ばさっ
おつ「……ね?手出して。」
水を持っていこうとしたらいつの間にか背後を取られていたので、状況が分からずただ言う通りにしかできなかった。
『手??ちょっと待って、濡れてるから拭き……
おつ「そのままでいいから。」
そう言って左手を重ね
薬指に……
キラキラ光る銀色の……
指輪があった。
『……え??お、おついち……さん??』
おつ「……ほんとはね。ちゃんとレストランで膝ついてプロポーズとかやりたかったんだけどさ……。我慢出来なかったんだ。名前、大好きだよ。今日はほんとに嬉しかったんだ。名前は皆にもあいつらにも優しいからさ、俺より若いこの方がとか自信ないこともあったんだ。でもね、俺にはこの子しかいないって、一生かけて守りたい、一緒にいたいって思ったのよ。だからさ、俺と結婚してくれませんか??」
『……おついちさん。……もうっ……ずるいよー。……こんな……っ。ふぅっ……』
おつ「……それは嬉し涙ってことでいいのかな??」
『……ぅん。そうです。わ、私も……おついちさんと結婚したい……です。ふつつか者ですが……宜しくお願いします……です///』
おつ「……名前大好き!!ほんとに?いいの?うわーい!やーったー!!はぁーっ…もう……幸せっ!これからもよろしくねっ!!」
『はいっ!!宜しくお願いしますね!』
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