そんなこんなで準備は完了し着替えも終える。
……どこで買ったんだい?弟者君なんて疑問はとりあえず頭の奥に追いやる。
ピンポーン
『あ!来たぁっ!!はーい。上がってきてー』
兄「おついちさん連れてきたぞー。ピザ食わせろー!」
弟「名前俺が呼ぶまでここで待ってて。
はーい!じゃあ兄者いくよっ、せーの」
兄弟「「おついちさんお誕生日おめでとうー!」」
ぱぁーん!
おつ「あー俺今日誕生日だ。ありがとう!!……あれ、名前は??」
弟「はいはい!ちゃんと準備してますよーん!
名前ー!出てきてー!!」
『おついちさーん!お誕生日おめでとうございますー!!』
おつ「わわっ。なーにーもー!可愛すぎるんだけど!ちゃんと見せて!!」
『えへへー。弟者がねー今日着なさいってくれたんだよー。似合う??』
おつ「浴衣とか……。弟者……グッジョブ。いいセンスだ。。。ちょっ、写メ撮る。」
弟「#name#ー喜んでもらってよかったねー!にあってるよ!」
兄「……おーい。ピザは?俺腹減ってるんだけど。」
『ごめんごめん!兄者!協力してくれてありがとね!ただ今準備しまーす』
そう言って#name#とおついちを先頭にリビングへ向かう。
とりあえず先におついちはシャワーを浴びる事になったので、#name#が準備した料理を兄弟は運ぶ手伝いをしている……といっても弟者が主にやってるので兄者は座って携帯をいじっている。
少しは手伝ってもいいじゃん!とか弟者とわいわい騒いでいるのを微笑ましいなーとか思って聞いていた。
一方ソファでの兄弟はというと……
弟「#name#の浴衣可愛いよねー。兄者の案大成功だったよねー!てか#name#に感想言ってないでしょ?乙女心分かってないなー」
兄「……そうだな。俺はただあいつの飯が食いたかっただけだし。おついちさんが喜んでるの見たかっただけだし。……つか言えるわけねぇだろ……」
弟「え?何何?最後聞こえなかったんだけ……兄「何でもねえわ!!」」
兄(俺に言われるより、おついちさんに言われるのが1番嬉しいに決まってんだろ。わかってねぇな。)
『こぉーらー!!サボってないで2人とも手伝いなさーい!!』
兄「呼ばれてんぞ」
『兄者もだよ!!』
兄「……はいはい。しゃーねーなー。」
兄(ま、でもいいもん見れたから使われんのも悪くねーな)
そう言って口元をニヤつかせながら、フォルダに入った写真をそっと保存する兄者であった。
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