あ、
作ちゃんだ。珍しくひとりで歩いて。や、キョロキョロしてるのは迷子の二人を捜してるのかな?作ちゃんはいつも迷子捜索で忙しくてまともに会話出来ないんだ。
話しかけても平気かな。それともやっぱり忙しいのかな。あぁ、作ちゃんは優しいから今ここで僕が落とし穴に落ちたら駆けつけてくれるんだろうな。迷子より、僕を優先して。
でもそう願う時には絶対に落ちたりしないんだよ。ね、上手くいかない世の中だ。

考えてる間に、僕の視界から作ちゃんは消えていた。



(僕だけしか見えないようにしてあげようか、ねぇ作ちゃん)


自分から話し掛けてみましょう
(三反田数馬、あと一歩踏み出してみましょう)




20100425
  収納 20100713



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