後悔 : 11 / 12


下着をずらされ露になったソレの先を直に握り込み、指先でぐりぐりと刺激されると、まるで自分の身体じゃないみたいにびくびくと震えた。

「あッ、さく、さくや、も、そこ、だめ…ぁあ…ッ」
「…きもちいんだ?」
「う、るさ…あッ…!」
「…ふふ、かわいー」

とっさに吐いた悪態を後悔した。
ニヤリと笑む朔哉の顔が近づいてくる。

『もっとヨくしてやるよ』

「あ、やめ、あぁあッ!んぁ、あァ…!」

囁きと同時、包んだ手のひらで上下に擦り上げられる。さらに指先で強く窪みを弄られ、眼前に星が飛んだ。いい加減、先走りでぬるぬるになったソレがぐちゃぐちゃと音をたてる。

「翔のやらしー声…外に聞こえちゃうなァ…」

言いながら、朔哉は実に楽しそうな表情を浮かべた。
すかさず喘ぎ声を漏らす自らの口に蓋をする。あまり役には立たないことを知りながら。
後ろに朔哉の指が侵入してくる。探るように小刻みに動くせいで、壁に当たるたびにひくひくと身体が震えてしまう。

「だいぶ…柔らかくなったな…」
「っ…さ、朔哉が…」
「…おれが何?」
「……お、おれのこと、めちゃくちゃに、する…からぁ…あッ…」
「…そんなに乱暴にした覚えはないんだけど?」

指が抜ける感覚にビクリとしたその瞬間、正面から覆い被さる朔哉が俺の身体をふわりと抱き上げた。
くるりと回転、朔哉が机に腰を下ろし、その上に跨がる、俺。


bkm


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