▼ 後悔 : 10 / 12
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バタン。
部屋の戸が閉まる。
ようやく地に下ろされたかと思えば、そこは机の上。
朔哉は俺に覆い被さるようにして、またキスを降らせてきた。
「ちょ、朔哉……ッ」
「大丈夫…誰も来ないから…」
胸元のリボンがしゅるりと解かれた。
朔哉は俺の首筋に唇をあわせながら、ブラウスのボタンを外していく。
「ノーブラじゃん、やーらしぃ」
「ば…、何言って…ッ!!」
露になった胸に食らいついてきた。唾液たっぷりに舌先で遊んでくる。
すっかり開発されてしまったおかげで、刺激されるたびに四肢がぴくりぴくりと動いてしまう。
「ふ、ぅッ…ん、んぅ…っ」
「…きもちいい?」
乳首を口に含んだまま、朔哉は囁く。密着した身体がその振動を伝えた。
反射的に自らの腕で顔を隠していたのだが、それも虚しく朔哉に開放されてしまった。
「翔が感じてる顔、見たい」
真正面から見つめられ、かあっと顔があつくなるのと同時、再び唇を塞がれる。くちゅくちゅと音をたてる濃厚なキス。口の端をどちらのものともつかない唾液がつうと伝った。
上では舌で巧みに弄びながら、ついに下にも朔哉の手が伸びる。
いとも簡単に素肌に触れてきた瞬間に、自分がまだスカートを履いていたことを思い出した。その事実に気づいてまた顔があつくなる。
「…やべ、興奮する」
「ば…ッ!ん、ぅ…っ」
下着の中で窮屈そうに膨らむ俺のモノを包み込むように揉みしだいていくと、次第にソレは大きくなる。
bkm
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