12/23 08:39  


月島と二人で花吐病に苦しむ夢を見た。

私は誰かを好きで(なんでかわかんなかった)月島にはめっちゃ好かれてた。
私が死んだら月島も死ぬんだねって言って目が覚めた。




12/3 20:39  
* 赤葦 *

「今日はスーパームーンなんだって!」
「そうですか」
「正確には日付が変わって2時だか3時だからしいよ!」
「そうですか」
「…なんか怒ってる?」
「いえ、別に怒ってませんけど」
「だってなんか冷たい」
「勘違いじゃないですか」
「…うん」




(ダメだ、赤葦くんけっこうおこだな)




11/18 23:12  
* 赤葦(ラブコメ) *

歩いているとき、不意に繋いでいた手が強く引かれた。

「あ、ごめん」

どうやら引いたわけではなく、立ち止まったらしい。

「どうかした?」
「えっ、と」

ちらりと游いだ透子の視線を辿ると、そこにはいつかのデートで捕まえたウサギのぬいぐるみがいた。
クリスマス仕様で、サンタの帽子をかぶってる。

「やる?」
「いい」

それはいいって言う人の顔じゃない。
そんなことを言ったら機嫌を損ねるかもしれないから言わないけど、ふてくされた透子もかわいいんだよな。でも今じゃないよな。

「ああ、」

たぶん、男の人がやってるからいいって言ったのかな。あの人は彼女に渡すのか、自分が欲しいのか…前者だと信じよう。じゃないとちょっと見た目年齢的に…

「家にもういるから、大丈夫」

忘れるわけもない前回とった手触りのいいウサギ。
あの時は外に置いてあったけど、今日は室内に置かれているからウサギが逃げ出してもけたたましく鳴いたりしないだろう。

「でも家に一匹だと寂しいんじゃない?」
「私が可愛がってるから大丈夫」

く…そ。想像するだけでかわいすぎる。ウサギを手に入れたときの透子がかわいすぎただけに、家ではもっと気が抜けてかわいい顔してるんじゃなかろうかと思うともうそれだけで耐え難い。
別に変態ではないから。

「もういい。行こう」

急に冷え込んだ今日。今ウサギを取ろうとしてる人が諦める気配もいつまでもゲームセンターの前にいても仕方ないと思ったんだろう。

「本当にいいの?」
「うん」

透子がそう言うなら、いいか。




11/10 13:21  


「仁花」
「どうかした?」
「や、山口の好きなものって…わかる?」
「…へ?」

鳴子に聞かれたのがちょうど1週間前。直接聞いた訳じゃないけど、あれは恋する女の子の目だった。
まさか鳴子が山口くんのこと好きだなんて少しも気付かなかった。

「食べ物ならふにゃふにゃになったポテトらしいけど」
「え、なにそれ」
「ほら、ファーストフードの」
「ああアレ?なんでふにゃふにゃ?」

鳴子は姉御肌で、男女ともに知り合いが多い人。友達って自分から言える人は少ないみたいだけど、たぶんかなりの人に友達だと思われてるタイプ。

「急にどうしたの?」
「いや、あー」

歯切れの悪い鳴子は少し珍しくて、少し待ってみたら誕生日だって偶然知ったからなにかした方がいいのかって悩んでるみたいだった。

「手袋とかは?」
「手袋?」
「これから寒くなるし、乾燥するからいいんじゃないかな」
「そうなの?」
「うん。不思議と今年は手がカサカサするのが早い感じがするんだよね」
「へぇ…」

理由はわかんないけど、乾燥しやすい気がする。早くもハンドクリームのお世話になってるのが私だけかもしれないから、みんながそうかわかんないけど。

「ありがとう」
「いえいえ!鳴子の力になれたならなによりだよ!」

今日は山口くんの誕生日だけど、鳴子渡せたかなぁ…

「仁花ぁー!」
「鳴子!ちゃんと渡せた?」
「渡せたけど!渡せたけどぉー!」
「ダメだったの?」

山口くんがプレゼントを受け取らないなんてないと思うけど…

「なにも言えなかった」
「…え?」
「だから、なにも言えなかった」
「え?」
「渡すことしかできなかった意気地無しは私だぁー」
「えええええ!」

じゃあ、もしかしたら山口くんは鳴子からもらったものが誕生日プレゼントだと気付いてない可能性があるってこと?

「渡すのにいっぱいいっぱいで、すっかり忘れてた」
「だだだ大丈夫だよ!だって自分の誕生日忘れないもん!」
「でもそうだと思わないかもしれない」
「あ!メッセージカードとかは?」
「そんなのいれてないよ!無理だよ!」

普段はサバサバしてて大胆なのに、まさかこんな奥手な性格だったとは…

「こんな意気地無しだったとは思わなかった…」

今だかつてないほどに落ち込んでる。私になにかできないかな。例えばそれとなく山口くんに伝えたり探りをいれたり…

「うっ…ダメだ、私なんかがヘタに手を出したら鳴子を死の淵へ追い詰めてしまう…」
「すでに死の淵だから大丈夫だよ…」

どうしよう、せめて鳴子だけでも…いや、一緒に生きる方法を考えなきゃ。
私も鳴子も生きる方法…

「ひとまず、山口くんの様子をみるね」
「うん」
「で、うまく話ができそうだったら聞いてみる」
「うん」
「大丈夫だよ、山口くんならわかってくれてるよ」
「そうだといいんだけど」
「明日報告するから待っててね」
「ありがと仁花」




(こんな裏話)





11/5 10:33  
* 烏野 *

「危ない!!」

そう言われたら咄嗟にその方向を見てしまうのは、私の悪い癖だとずっと言われていた。今回もその癖は発揮されたけど、確認するより早く衝撃が走った。

「大丈夫か!?」

気付いたら、倒れてた。

「あ、はい。大丈夫です」
「ここがどこだかわかるか?」
「え?えっと、学校…」
「自分の名前も?」
「はい」

みんなが心配そうに見下ろしてくるのが恥ずかしくて、私はのそりと体を起こした。みんなやたらとおろおろしてるし、訳のわからないこと聞いてくるし、どうしたんだろう?体を起こすと、なんとなく目が回る感じがした。

「ごごごごめんよ!」
「いや!ブロックアウトした俺が!」
「今はそんなこと言ってる場合じゃないだろ!」
「とりあえず保健室だな」

誰か怪我でもしたんだろうか?

「付き添いますか?」

そう言ったらみんな変なものを見る目で見てくるから、ちょっと怖かった。

「バカなんですか?センパイが保健室に連れていかれるんだから他の誰かが付き添わなきゃデショ」
「なんで?」
「えっと、柏手さんの側頭部に田中さんがブロックアウトしたボールが当たったんです」
「一瞬起きないから死んだのかと思いました!」
「日向縁起でもないこと言わないでよ!」
「保健室行った方がいいです」

1年ズが口々に話すのを聞いてなんとなくわかったけど、

「なんともないよ?」

私大丈夫なんだけどなぁ。

「頭に当たったんだから、今なんともなくても少ししたら症状が出るかもしれないだろ」
「柏手さん本当にごめんなぁ」
「すまん柏手!」
「落ち着けヒゲ」
「そーっスよ!そんな謝ってたら鳴子が気ぃ使います!」

でも頭だったらみんな慌てるかぁ。

「じゃあ保健室行くので、すみませんがどなたかお願いします」
「大地、俺行ってくるよ」
「頼んだ」




(相手がまったく思い付かない)
(しかもどれが誰だか…)
(しかし定期的に書きたくなる定番ネタ)



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