「なるほど…」
「おいジジイ見すぎ」
品定めのようにじっくり見ているおじさんがちょっと気持ち悪い。いや、ちょっとどころじゃないな。だいぶ気持ち悪い。そんなおじさんの様子を伺っていると爆弾発言を投下した。
「あと15年は待つぞ」
「? オビトのおじさん、その頃はもう還暦では…」
「心配するな、俺は年を取らない」
小学生相手に何を言ってるんだ。驚きのあまり冷静になってしまう自分が怖い。つーか還暦とか笑えない。赤いちゃんちゃんこだぞ?あ、似合いそう。
じゃなくて、
「マダラのジジイ、ケーサツ呼ぶぞ」
ちょいちょいと髪を引っ張る。ジジイはそんなことを全く気にせずに口を開いた。
「こいつはリンとかいう娘じゃないんだろう?」
リンだったら遠慮するのか?なんてお優しいおじさまだ、なわけあるか。
「問題はそこじゃねーよ!」
「まぁいいだろう」
「よくねーよ!?」
これ確実にハンザイだからな?!
(150619)
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