「では面接を始める。俺はリーダーのペインだ」
「よろしくお願いします」
「まず、暁とは抜け忍で構成され、他国からの依頼を受ける…いわば傭兵集団だ。その辺りは理解できているか?」
「はい、もちろんです」
「高殉職率だがその分、給与は他と比べて多い方だ。住む場所も提供する」
「はい」
「あとは仲間と険悪にならなければいい。…さて、大体は説明した。それでも暁に入りたいか?」
「覚悟はできています」
「最後に問う。里を抜けたのは何故だ?」
「私は木の葉で暗部に所属していたんですけど、職場には男しかいなくて男尊女卑といいますか、女だからって大きな仕事を任せてもらえないんです」
「ほう」
「暗部にいても女である以上手応えのある任務はもらえません」
「だからここに来たのか」
「あと、私!世界平和が夢なんです!」
「採用だ」
「ありがとうございます!血系限界は持っていないのですが大丈夫でしょうか」
「性質変化はいくつだ」
「4つ使えます」
「犯罪歴はあるか?」
「いやあ、暗部を抜けるときに中々承諾が降りなくて憎い先輩何人か手が滑って殺したことならありますよ。それで暗部追放されましたあはは」
「人を殺すことに躊躇がないならいい。歓迎するぞ」
「よろしくお願いします!」

「お久しぶりですイタチさん」
「……」
「イタチさん、新入りとお知り合いですか」
「元部下だ」
「あ!干柿鬼鮫さんもいらしたんですね」
「おや私のことをご存知で」
「有名ですよ。あとでサインください」
「…お前、暗部を抜けたのか」
「先輩を何人か殺ったら追放されました」
「数人のはずがないだろう」
「バレました?その日シフトが入ってた暗部はお陀仏です」
「貴女も同族殺しですか、ククッ楽しくなりそうですねぇ」
「やだなあ鬼鮫さん、あんな奴らが同族だなんて虫酸が走りますよ!女性差別は万死に値しますからね」
「随分と過激な方ですね」


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