「溶けそうだな」
「汗一つかいてないのに何言ってるんですか化け物ですか」
「そうか。暑くてどうにかなりそうなんだがどうすればいい。頭痛もする」
「それ熱中症!大丈夫?横になって。氷枕準備するから」
「分かった」
「何で私の膝の上に頭乗せるかな?氷枕準備するって言ってんでしょ」
「下から見るお前の動揺した顔がそそる」
「暑さでおかしくなってるね。あ、水分補給もしなくちゃ」
「できれば口移しで」
「熱湯が入った急須をガムテで貴様の口に固定してやろうか」
「まぁそれもいいだろう」
「早く頭を退けてください。死ぬよ」
「暑さで死ぬとはナンセンス。とりあえずお前と接吻したら治りそうだ」
「そんなに元気なら熱中症の心配はないね」