私は小学校から腐れ縁のサソリと昼食を食べるのが日課になっている。
本日の昼食は、彼は購買で買ってきたサンドイッチと野菜ジュース、私は朝から自分の手で作ってきた弁当とお茶。
ふと、思い出したようにサソリが口を開いた。
「おいブス」
「なによサディスト、ブスって言うな」
「自覚してんじゃねえか」
「確かにあんたと比べたら私はブスですよヤリチン野郎」
「そんなんだから男が出来ねーんだよ。俺を見ろ、」
「あーはいはい。毎晩女の子を取っ替え引っ替えしてるんでしょ最低」
「それが最近つまんなくなってきた」
「それもそれで最低」
「いやマジでつまんねぇ。何て言うかこう…マンネリ?」
「屋上から飛び降りれば?」
「てめぇが降りろ処女」
「処女がなんだって言うの。学生時代に性行為をするなんてナンセンス!」
「箸振り回すな」
「大体、女の子取っ替え引っ替えしてるのにマンネリ化ってどういうこと?その棒、機能停止してるんじゃないの」
「箸で人の息子を差すな」
「きっとその息子さんやりすぎて感度鈍ってんのよ」
「馬鹿、ちげぇよ。俺の息子は機能停止なんかしねぇし鈍ったりもしねぇよ馬鹿」
「サンドイッチのレタスちぎって飛ばすのやめてくれません?」
「…なんなら試すか?あ、お前処女か。俺が初体験とか一生自慢できるぞ」
「箸でそのブツ刺したろか」
「俺はお前が相手になってくんねぇから違う女とやってんだぜ?」
「ヤリチンから求愛されても鳥肌立つだけだから」
「…お前少しはオブラートに包めよ」
今日も昼食時間は平和です。
(110802)