「何読んでんだ?うん」
「王ド●ボウJING」
「へぇ、どんな話なんだ?」
「ナイスガイがドロボウする話」
「旦那とどっちが美形か?」
「選べないね!そして並べないで!しぬ!私が!」
「ほぉ…ちょっと、読ませてみろ」
「惚れんなよ」
「てめぇじゃあるまいし。バカか、うん」
「英語のタイトルの方は増して美形になってるよ」
「んー、よくわかんねぇな…。まぁ、爆発のシーンがあるからこの漫画は芸術だな!うん」
「芸術家ならこの漫画の良さが分かるでしょ。ちゃんと読んで」
「…世界観が素晴らしいと…思います」
「なんで敬語?」
「客観的にものを見ると疲れんだよ…芸術家ってのは主観で生きてりゃいいんだ!うん」
「なにそれ!他人の芸術を理解できてこそ芸術家でしょ!」
「てめーはわかってねぇ!人のより自分の芸術の方がすげえに決まってんだろ!」