「デイダラ」
「…」
「デイダラ」
「…ん、」
「デイダラさん」
「ちょっと待て。新作が完成しそうなんだ」
「粘土遊びをしているところ悪いですが、伝えなければならないことがあります」
「うん?なんだよ、かしこまって。…というか粘土遊びじゃねえ!これは創作活動だ!」
「今更だけど誕生日、」
「喝!」
「ごほっ、おめでとう!」
「喝!」
「げほっ!いたたた…。で、何歳だっけ?14歳?」
「からかってんのか?もう一発いっとくか?」
「いやだなぁ、今のは冗談だよ。声だけなら20越えなのにね」
「何が言いてぇんだよ。創作の邪魔するなら追い出すぞ、うん」
「誕生日おめでとうございました。ケーキは粘土製でもいい?」
「確かに食えるけど!…違うだろ、あの、アレだ、オイラとしてはちゃんと」
「重曹でも食べる?いま持ってるよ」
「誰が食うか!」
「おい、静かにできねぇのか。デイダラ、お前先月誕生日だったな。まぁ、そのなんだ、これでもやるよ。重曹だ」
「だから重曹はいらねぇよ!」