「あ?ぶらこん?んだよそれ」
「マダラのことだよ」
「…ちゃんと説明しろ」
「要するに弟や兄が好きすぎる人のこと」
「弟を愛して何が悪い」
「度が過ぎると引かれるよ」
「お前にも下に兄弟が生まれたらわかるぜ」
「マダラほどにはならないと思う…」
「おい何顔青くしてんだよ失礼だろ」
「うん…ごめんイズナ…」
「オレにだよ!」
「という会話を覚えてる?」
「何が言いたい」
「そろそろ弟離れしよう。それじゃあお嫁さん逃げ出しちゃうよ」
「めでたい奴だな。嫁などいらん」
「よく考えて。クタクタに疲れて家に帰ったらかわいいお嫁さんがご飯とお風呂を準備して待ってるのよ?…私もそんな婿が欲しいわ」
「まぁ悪い話ではないな」
「でしょ?イズナが大切なのは知ってる。だけどいつまでもベッタリというわけにはいかないの」
「そうだな」
「話聞いてないね」
「お前が嫁に来れば早い話だ」
「マダラがご飯もお風呂も準備してくれるなら」
「ふざけるな」