「仮にマダラおじさんを王子様とする」
「俺が国いちばんの姫にしてやろう」
「最後まで聞いて」
「そうだな、綿密な計画が必要だな」
「でね、私は召使いで」
「正妻に迎えよう」
「最後まで聞けっての」
「ああ」
「毎日毎日、怖い顔のおじさんの世話してるの。そしてある日イタチという美形に出会って結婚する。身分に苦しまなくていいの」
「俺よりイタチを選ぶのか」
「っていう夢をみた。おかしいよね?おじさんが王子様だよ?笑っちゃう」
「イタチなんかにやれるか。俺がもらってやる」
「おじさんそればっかり。伯父と姪は結婚できないんだよ?」
「………」
「マダラおじさーん?大丈夫?」
「昔、俺と結婚するって泣いていたお前が…」
「わー!やめて!確かに言ってたけど!」
「仕方ない、恋人で我慢してやろう」
「どこを譲歩したの!?何も変わってないよ」
「おじさんが嫌いか?」
「…嫌いじゃない」
「質問が悪かったな。俺のこと好きか?」
「そんな質問しないで!」
「ところで俺が国いちばんの姫にしてやるという話に戻るが」
「おじさん私が悪かった。戻ってきて」