「ただいまー」
「遅かったな」
「…えっ」
「どうした、俺の出迎えがそんなに嬉しいか」
「どうやって入ったの」
「1人暮らしをするならもっとセキュリティ万全なところに住め」
「どうやって入ったの」
「…窓から」
「しんっじられない!私が講義で頭を必死に回転させてる時に人の家に窓から侵入したの?不法侵入よ、犯罪よ!」
「そうカッカするな。勉強は俺が教えてやる」
「そこじゃない」
「それよりなにより、お前、昼休みに誰とメシ食ってた?」
「扉間だけど」
「俺というものがありながら、しかも扉間…!あんな根から腐ってる奴のどこが良いんだ」
「マダラとあまり変わらないよ」
「なに…?」
「冗談。ただ単にサークルの話をしてただけだよ」
「そんないかがわしいサークルなんぞ辞めろ」
「森林愛好会のどこがいかがわしいの!」
「そんなこと言って扉間の野郎とにゃんにゃんする気だろう!許さん!」
「しないわよ!」
「というわけで、俺がにゃんにゃんしようと思い侵入した」
「帰って」
「明日から俺以外のやつと過ごすのは禁止だ。俺だけを見ていろ」
「ご飯食べたら帰ってね」
「問題ない、たった今から同棲開始だ。両親への挨拶は済ませた」
「…もう、ホント…」
「どうした頭を抱えて」
「愛が重い…」