「何してるのサソリ」
「あー?お前の雑誌読んでる」
「…面白い?」
「くっだらねぇ、何が厳選・男性からの夜の誘い台詞パターン!だよ」
「くノ一雑誌はそんなのばっかりなの」
「これはあれだろハンサムな奴だから許されることで、俗に言う不細工が言ったら警察沙汰なんだろ」
「そうかな?気がない人に言われても通報ものだと思うよ」
「へぇ」
「…いつまで読む気なの」
「俺に言われたら嫌か?」
「嫌と言うより…何か裏がありそう。内臓とか要求してきそう」
「………」
「なに」
「こんなにもお前のこと好いてやってんのに」
「うわ…」
「おい何ドン引きしてんだよ、生きたまま内臓えぐり取るぞ」
「それこそ警察沙汰よ!」