inzm
2012/04/28 16:52
▼誕生日プレゼント
(誕生日小説の続き?)

「…というわけで美桜。実は弟からプレゼントがあるんだけど。」
「ええ!本当!あっ、じ、実は姉からもあり、ます。」
「おお。ときめき。」
「…あたしの方は正直不安なんだけど…」
「…?」
「だって、葉瑠の選ぶプレゼントって変なのばっかなんだもん…木彫りの熊とかさあ」
「…だって美桜、熊のぬいぐるみほしいって言ってたじゃん」
「木彫りの熊じゃなくて、テディベアがほしいって意味だった、の!」
「…一緒じゃ?」
「全然ちがあう!その前は居酒屋に置いてあるみたいなたぬきの置物だったし!というか何でアメリカ育ちなのに妙に古風なの!」
「…大丈夫、今年は自信、あります」きらん
「…ほ、ほんと?」←何だかんだ甘い
「ん」ドヤア
「…ま、まあいっか…。じゃあさ、せーので見せよ?」
「せーの」即
「は、はや!え、えい……ってあれ」
「………」
「……葉瑠、あたし写真立て買ったんだ、けど、葉瑠は?」
「……写真立て」
「えっと…葉瑠は写真立てをあたしに買って、あたしは葉瑠に写真立てを買って…?」
「…被ったね」
「しかも同じメーカーのじゃない?」
「…そうみたいだね」
「………」「………」

全く同じメーカーの写真立てをお互いに買う間宮双子。変なところで双子発揮。
みおみおも葉瑠相手だと遠慮がない、というか振り回されまくって突っ込むざるを得ない。
それにしても間宮双子は仲の良い双子ですな。


▼葉瑠くんのもて話
「あ、れ。葉瑠、何で下駄箱あけないの」
「…美桜、下がってて」
「へ?な、なん…」
「……」下駄箱オープン
ドサアアア(プレゼントの山)
「………」「………」
「な、何これ…あ、あたし漫画でしか見たことないよ…」
「…どうしようこれ」
「と、というかプレゼントの山が邪魔であたしの下駄箱が開かないんだけど!」←葉瑠の下の段

超次元だから、葉瑠くんも超次元的にモテる☆


▼葉瑠くんの巻き添え食らうみおみお
「…はーるうー」
「え、美桜どうしたの」
「朝から、葉瑠に渡してって女子からプレゼント渡されまくりなんだけど…。ほら、はい」ドサア
「……いいのに」
「そんなわけにいかないでしょ…みんなそれぞれ想いをこめてんだから。」
「ふうん…」分かってない

これと同じことがバレンタインデーにも起こる。


▼シスコン
クラス男子たち
「がんばって間宮さんにプレゼント渡してこいよ」
「お、おう…」
「ふうん僕にプレゼント?」
「え、あ、いやこれはその間宮さんに…」
「いや俺間宮だし?へえーまあ俺そういう趣味はないけど、優しいから?もらってあげてもいいよ」
「い、いや、葉瑠にやるんじゃなくて、間宮美桜さん、に…」
「へえ、どうも、ありがとう…ね」にっこり
「……はい」

「あれ、葉瑠ーどうしたのー?」
「あ、美桜。…いや何でも?」

みおみおはがちで片思いされてたり地味にモテるのですが、
こうしてちゃっかり葉瑠が全部回収。とんだシスコンである。


▼アメリカ組
「美桜!葉瑠!Happy Birthday!!」
「い、一之瀬!突然出てこないでよ…」
「勿論、俺たちもいるぞ」
「飛鳥」
「葉瑠くん、美桜ちゃん、おめでとう!」
「…秋」ぽっ←人には分からない
「秋ー!あ、ありがとう…」
「ふふ、二人とも本当におめでとう」
「…べつに秋が祝ってくれて嬉しくないわけじゃないけどそんなわけもなくてまあその反対なんだけど」
「?葉瑠なにまた訳分かんないこと言ってんの?」
「??」
「いやー、でもまた五人でこうして祝いあえるなんて、なあ」
「…誰かさんが嘘ついてたもん、ね」
「ごめんって美桜ー」わしゃわしゃ
「わっ、も、もう」
「そうだ!せっかくだから写真撮らない?みんなで!」
「…秋、いい提案」ぽっ
「それじゃいくぞー」
ハイチーズ!

秋ちゃんの前だと妙にぎこちないいつも以上に変な葉瑠くん。そんな葉瑠に全く気付かない秋ちゃん。何となく一之瀬にそわそわする美桜。のせはおもしろがってからかってるみたい☆土門はみんなを宥める、そんな感じ
いちいち秋ちゃんにぽっとする葉瑠ですが、全く表情変わっていないので誰も気付くことはなかったとさ☆

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