inzm
2012/04/25 22:50
みおみおはサッカーをする半田に一目惚れしたのでサッカーがないんじゃ成立しない二人。
全く覚えてない。ただのクラスメイト。
だけど、美桜はふとした瞬間に何故だか懐かしくなって泣き出しそうです。たまたま放課後の教室で二人きりになったりした時に。


「…え、ま、間宮、さん?」
「え、あ、あれ?」ぼろぼろ
「な、ど、どうした」わたわた
「わ、わからな…何、で」
「だ、大丈夫か?どっか、いたい?」
「ちが…わからない、の。分からない、よ。だけど…は、半田、くん」
「な、に」
「ごめ…あの、ね。分からないんだよ。だけど。…一緒じゃなくていいから。だから、今だけここに、いて…」
「…間宮…さん、」

何か本当に大切で、それは例えるのであれば暗闇に差し込んだ一筋の天明みたいだった。何もない自分にとって、本当にもう、奇跡みたいで。だけど、思い出せなくて、それでも何かにすごく焦がれていた。ただ、胸がひたすらに焼けるようにして、いたむ。今はもう、分からない見失ってしまった"奇跡"を求めて。


ほんとあんま関わりないただのクラスメイトなので、お互いさん付けのくん呼びだと、おもう。
何もない自分にとって、お互いの存在がほんとう、奇跡みたいなそれだったから、サッカーがなくなった世界では、半田も美桜もぼんやりと毎日を過ごしていると思う。燃え尽きているような、足りない何かを感じながらも思い出せずにぼんやりと。本当モブみたいな生活しているだろうなあー。
って収集つかなくなってきたし長い。

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