R18・寝取られ寝取り寝取らせ・彼氏に行為を動画配信しながら実況・軽めの尊厳破壊(動物の真似をさせる)などの描写があります
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町の外れにある古いホテル。小さな換気用の窓しかない薄暗い部屋。しとしとと続く長雨。もうあと五日もすれば六月、梅雨の始まりの雨催い。
久我真木緒はベッドに座る人の事を見た。すらっとした長身の男性だ。シャープな顔立ちによく似合う、センターパートの黒髪。シルバーのアシンメトリーピアス。
「初めまして。タツヤの友達の亮です。よろしくね、真木緒くん」
にっこりと微笑んだ顔は息をのむほど綺麗だった。芸能人やストリーマー顔負けのイケメン。一見穏やかそうだが、なぜか真木緒は少しだけ怖さを感じる。それが何なのかは分からない。あまり仲良くなれなさそうなタイプの人だった。
しかし真木緒は今、男性……亮と二人きりでホテルの部屋にいる。話をする前にシャワーを浴びた。身体を綺麗に洗った……ためらいながら、お尻の中を洗浄してローションを入れた。
「準備できた? じゃあ、ヤろっか」
真木緒は男性の名前が亮であることしか知らない。そんな関係の人と、今からセックスをする。でも、心の中に浮かぶのは大好きな彼氏・タツヤの事だった。
目の前の人とは正反対の雰囲気の、真面目で優しい恋人。その温かな手のぬくもりを思い出していると、強く腕を引っ張られてベッドに押し倒された。
「あ、あの……あの、これは約束だから……たっちゃんとの約束だからです。僕は、たっちゃんのことが好きだから……」
「はいはい」
亮はため息をついた。タツヤからは絶対にしないような、香水と煙草が混じった匂い。真木緒の服が乱暴に脱がされる。その上からのしかかってくる身体は大きく重い。小柄な真木緒は包み込まれるようにして身体の影に隠れてしまう。
ぽっちゃり体型。少しだけぷにぷにのお腹。まん丸のおへそ。男性にしては大きなお尻。痩せている訳ではないし、お世辞にも顔も美形とはいえない。
真木緒は思う。大手商社に勤める、真面目で爽やかで整った顔立ちのタツヤと自分が付き合えたのは……幼馴染だからだ。
唇を強く噛んだ。シルバーの指輪がはめられた亮の手が肌を這う。嫌悪感から逃避をするように色々な事を考える。
真木緒にとってのタツヤは、隣の家に住む優しいお兄ちゃんだった。小中高と年齢が上がって行くにつれて、洗練されて垢ぬけた顔立ちになっていくタツヤ。勉強を教えてくれたり服のアドバイスをしてくれたりと、変わらない優しさをもつ幼馴染。
真木緒は小さなころからずっとタツヤの事が好きだった。半年前、高校を卒業すると同時に告白をした。顔を真っ赤にして伝えた言葉。抱きしめられた腕の温かさ。両思い。
それから三ヶ月間は幸せだった。手を繋いでデートをして、色々な所に遊びに行った。初めてキスをして、旅行に行ってお泊りをして……身体を重ねた。
『まーくん、痛くない?』
『あっ、あっ、あ、大丈夫……あ、たっちゃん……たっちゃん。すき。だいすき』
『俺も好きだよ、まーくん……真木緒』
初めて呼び捨てで名前を呼ばれた。それだけで真木緒は泣き出しそうに嬉しくなった。ちゃんと慣らしてから気持ちいい事だけをする……思いやりにあふれていて、ふわふわであったかい、初めてのエッチだった。
それからデートのあとにいつもホテルに寄った。お互いの部屋でもした。夏には泊りがけで海に行った。大好きな人と、気持ちの良いエッチ。真木緒は心も身体も満たされていた。
しかし、ある日タツヤから伝えられた言葉が、真木緒を奈落の底に突き落とす。
『どうしても勃たなくて……病院に行ったら、精神的なものから来るEDだって診断されたんだ』
『え……?』
突然の言葉。タツヤの部屋に遊びに来ていた真木緒は、手に持ったスマホを落としそうになる。
そういえば一か月前から何かがおかしいとは思っていた。手で触っても、舐めてもしゃぶっても……挿入しても性器が柔らかいまま。とはいえ心は満たされていたし真木緒は気持ちが良かった。でも、タツヤがどう感じていたかは分からない。
『で、でも、勃たなくても……僕、たっちゃんのことが好きだから、一緒にいられればそれでいい……』
『真木緒、真木緒……おれ、おれのせいで……ごめん……』
タツヤも真木緒も泣き出してしまった。抱きしめあった。好きな気持ちは変わらないのに、身体はいう事は聞かない……その日から真木緒の苦しみの日々が始まった。
何もかもが寸止めになる。今までだったら身体が疼けばすぐに性行為ができた。しかし、タツヤが勃起しない以上一人で処理をすることになる。トイレで、お風呂で、玩具を持ち込んで一人で慰める。むなしい。悲しい。寂しい。好きなのに、隣にいるのに、それだけで満足なはずなのに。苦しい。
そんな中、タツヤから言われた残酷な言葉。
『真木緒が誰か他の男に抱かれてる所を見たら、勃つかもしれない……』
ばちん、と音がして頬が強くはたかれた。
「ぼーっとしないで」
亮がスマホをかまえて、レンズを真木緒に向ける。
「タツヤから可愛く撮ってって頼まれたんだ……自己紹介して。今、何されてるの?」
真木緒はうつむいた。タツヤと真木緒も約束していた。行為の動画を送る事・帰りはシャワーを浴びずにすぐ帰る事……真木緒は本当はこういうのは嫌だ。心の底から嫌だ。しかし、タツヤの勃起障害がそれによって緩和されるなら……と涙を呑んで承諾した。
「たっちゃん。今から、僕ね、知らない人とえっちなことする……わっ!」
真木緒が真っ赤な顔でそう言った途端、目の前に亮の性器が放り出される。
「えっちなこと……そんなのじゃタツヤも勃たないだろ。ほら、ちんぽレビューして。形とか大きさ、タツヤと比べてどう?」
「えっ、えっ……えっと、えっと……あの、たっちゃんのよりちょっと大きい……それから長くて太い……」
真木緒は目の前の性器を見て、一生懸命言った。大好きな彼氏に興奮してもらえるように、頑張って卑猥な言葉を使ってみる。
「血管が浮き出ていて、反り返ってて、たくましくて……硬い。これをハメてもらったら、すっごく気持ちよくなれそう……」
顔から火が出るほど恥ずかしい。これが精いっぱい。そんな真木緒の唇に亮が性器を押しつける。亀頭で唇をなぞる。むわぁとした香ばしい匂いがした。
「じゃあ、いつもタツヤにしてるみたいにしゃぶって」