また来る事になるとは




 
 
 
どうも、いろはです。



只今、諸泉さんと雑渡さん探しに向かっています。



行き先は教えて貰ったのですが、何故諸泉さんはそんなに気合いが入っているのでしょうか。



それにしても、たった数ヶ月振りなのにもう懐かしいと感じてしまいます。



私は遠目に見えてきた忍術学園に向け、速度を上げた。









* * *










「じゃあいろは、組頭を探してくれ。俺は勝負してくる!」

『あ、はい』



勝負って何でしょう。



諸泉さんは、意気揚々と跳び去って行った。



はて、諸泉さんは誰と勝負するのでしょうね。今授業中だから諸泉さんみたいに暇な人はいないと思いますが。



「あ!サインせずに入っちゃあ困りますよぉ〜!」



たたたっと走って来る小松田さん。おっと、早々に見つかってしまいました。そう考えると、やっぱり雑渡さんや諸泉さんってプロの忍者なんですね。果たしてそんな方々に私が混ざってもいいのでしょうか。



「あれぇ?もしかしていろはちゃんじゃない?」

『お久しぶりです小松田さん』

「本当久し振りだね!長期任務お疲れさまぁ〜」

『あ、はあ』



どうやら小松田さんは、私が長期任務でいなかったと勘違いしているらしい。この忍装束でタソガドキと気付かないのは如何なものだろうか。こういうのを天然とかいうのでしょうね。



「……はい、確かにサインいただきましたぁ!じゃあゆっくり休んでねぇ〜!」

『ありがとうございます』



私のサインを確認すると、笑顔で去って行く小松田さん。



とりあえず、これで心置きなく雑渡さんを探せますね。



さて、どこから探しましょうか。医務室ですね知ってます。











(忍たまの先輩方に
見つからないといいんですが……)
脇役だから大丈夫かしら?



 




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