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あとがきと小ネタ



 「痴れ者の軌跡」をここまでお読みいただきました皆様、本当にありがとうございました。


【御礼】
 ここまでほんっとうに長くなりました。。。
 お待たせしてしまった皆様、最後までお付き合い頂きまして、ありがとうございました。大感謝、の一言です。
 拍手やコメント等で応援して励まして下さったり、「いつまでも待ってます」とお言葉をいただけた事で成ったものだと思っております。
 本当に書けず困り果てた事もありましたが、何とか完結に至る事ができました。
 ひとりではここまで出来なかったと思っています。いつも優しい皆様の気持ちに励まされてきました。

 本当に、ありがとうございました。


 思えば、異世界転移だかが流行り出した頃。ファンタジーBLが書きたくて書き出したお話です。ハリ…タの後半やデモ…ータのお話がリアルタイムで、その辺の世界観にBLくっつけたら楽しいだろうなぁとずっと思ってました。
 書籍やゲームを買うのはちょっと抵抗あったヘタレで、携帯小説のファンタジーBLだけでは物足りない。
 なら、二次創作(ツイで言ってたtac…)でないファンタジーを自分で描いてみようか、と色々試行錯誤して、エタりながらも何とか形にできた産物。
 ここまでの長編完結は初ですので、ちょっと嬉しいです。

 メインとしていたこちらが完結したといっても、他にも書きたい話が山程あります。ネタ帳のとか思い付いたヤツとか。
 これからもちまちまと書いていきますので、一緒に萌世界?に浸っていただければ幸いです。

 以下は「痴れ者」小ネタ集。読まなくてもまっっったく問題なしです。













【以下小説では展開上書けなかった小ネタ】
※無駄に長い

★リュカ(ルーカス)とノーマ、ヴィクトル、ベランジェ
 ルーカスの事をルカと呼んだのはベランジェだけ。ノーマはほとんどルーカスの名前呼ばない。ほぼ三人しかいなかった上に、ほとんどルーカスと二人きりだったから。呼ぶ時はルーク。
 本編の通り、昔はルーカスが精霊王(ヴィクトル)に片想いしてた。けれど勿論ヴィクトルは理解出来ず無視。
 ベランジェは最初、ルーカスにとって色々と理解出来ない人だった。けれど強く共感はしてしまったので、境遇と相俟って段々と依存する事になる。信じられる人間はこの人のみだと。けれど多分恋愛的な好きとは違う気がする。
 ヴィクトルが後々気付いて上記に手を打とうとしたけど、二人の仲は色々と手遅れだった。どちらも普通の精神では無かったので予想していない方に転んだ。



★カズマについて
日本名では神崎 一真(カンザキ カズマ)
 最初から精霊王だったオチ。日本に飛んで何もかも忘れて二人で彷徨っていた。勿論時間の流れは違う設定、中々歳を取らなかったので日本には少なくとも数十年はいた。
 祖父はルーカスというか、リュカのこと。リュカに連れられてあちこち転々としていた。当時、本人にその意識はなかった。ルーカスのペンダントの半分をカズマが持っていたのはそう言う事。
 ルーカスの方は日本で多少魔術が使えたけれど、補給できなかったので使い所は限られていた。ルーカスはほとんど元の姿(黒髪時代)のまま、カズマは赤ちゃんになって擬態のまま日本に来た。
 カズマの方(ヴィクトルに対して)は、リュカの事は一番好きだったかもしれないけれど、家族愛に近いかもしれない。


★ノーマ(ノルマン)について
 吸血種で長寿。吸血鬼が蔑称な設定。別に吸血鬼でも良かったんだけども、獣人族なんかもいるので合わせようと思った。
 吸血種の王族設定。本編で本人から語られたように、全吸血種を殺して回った。「黒昼夢」の血生臭いお話に出てくるノルマン本人。ノーマに名前を変えたのは、発音がめんどくさそうだったからとかそんな理由。

 アマンダとはねんごろ。男も女もいける。初恋は「大切な人」にあたる村の男の子(子供の頃は、血があんまり飲めなくてか弱めの儚い系だったのでネコ寄り)。リュカとだったら…今はどっちだろうか。
 長寿なので、リュカとその他がくっついても、本気になったらそのうち奪えば良いやとか思ってる。リュカの、ノーマとその他に対する扱いの違いは知ってるので、ぐいぐい押せば割とイケるのではと思ってる。少年時代はウブだったのでツンデレちゃんだった。
リュカを殺しかけたアレは完全に事故。傷を塞ぐつもりでいたけれど色々邪魔が入った所為でその場を離れざるをえなかった。
 そして解毒剤云々は勿論ウソ。アマンダの毒が効かないならそれ以外の毒が効くはずがない。リュカが死んでないか心配で見に来た。体調は実際悪かった。ワクチンの副作用みたいな。
 本人、割と性格がアレに見えるが、意外と家族は大切にする。大抵ビックリされる。本人曰く「風評被害」、リュカ曰く「自業自得」。


★ラウルについて
 楽天的で快楽主義。小さい頃は辛い事が多かった故の反動かも。生まれはライカのど田舎、色々こき使われた。
 アレクセイで女性の家を転々としていたところをロベールに拾われて躾られた。師匠も師匠なら弟子も弟子。案外似た者同士の良いコンビ。
 リュカにとってのラウルは優しい変な獣人族な認識。イロイロされても種族違うし…それが普通か?って天然思考。ジョフロワ飼ってた(?)過去も影響してる。ラウル=もふもふ認識。
 ラウルは本気でリュカが好きだった。ラウルの方がエレーヌよりも先。めっちゃ先。目を離せば命を捨てに行くリュカをどうにかしたかった。けれど、リュカの方は全く本気だと思ってなかった。リュカもラウルには確実に救われてはいたはずだけれど、先に進むには過去の行いは時にマイナスに働く…


★ベランジェと髪の色とか能力とかその辺
 髪の色が変わっちゃうのはベランジェの変異した魔力の影響。クロードやアマンダを除いて元々皆様黒髪ではなかった。影響を受けると、森のベランジェの魔力が届く範囲以外へは出られなくなる。出ようとしても出られなくなる迷いの森状態。
 森から出る為には魔力の影響を受けない場所に身を置いて、身体からベランジェの魔力を完全に抜く必要があるけど、そもそもが出られないので普通不可能。本気でやるなら精霊王等の人外の力で無理矢理外に出て魔術なり呪いなりで拘束する。ルーカスはそもそも血の契約で完全にはベランジェの魔力を抜けないので、本編のような状態にしないと引き離せなかった。
 髪の色が元に戻ったのは、ベランジェからの解放というよりもベランジェの心の問題。森から出られなかったのも、ひとりにして欲しくないベランジェの気持ちの現れ。
 ベランジェから離れれば、能力は少しずつ消える。


★フィリオ公国について
 宗教国家。唯一神信仰でそこそこ過激派。
 一部の人間族のみが神に選ばれた生き物で、それ以外は保護の対象な考えのお国柄。神聖魔術(儀式魔術メイン)や召喚魔術しか使えない。アレクセイのような魔術は、神の意志に逆らっているとして認めていない、邪教的、蛮族的な扱い。
 聖獣その他の獣との契約は保護の名目。実際にはただ自慢したいだけ。戦は好まない。
 レオデガルは公国にとって数少ない外交のできる常識人。ぶっきらぼうできっとムッツリ。その他三人は諸外国の人間を嫌ってるので話したく無い人達。レオデガルの魔力袋(言い方)。全体的に空気。

 「白い特別な獣」とノーマの黒い契約獣は親子。騙されて引き離された。ノーマのフィリオ嫌いはこの所為。唯一本気で殺そうとしてた。逃げた後は基本白黒親子くっついているので、たまに親と一緒に召喚されちゃう。ノーマ以外人嫌い。
 リュカはノーマの匂いがするのと、知ってる気配だった事もあって近くまで寄らせてくれた。


★ライカ帝国について
 武装軍事国家。本編の通り苛烈な内部抗争が絶えない。弱肉強食で、強い者が尊敬される。強ければ大抵何でも許される(ゲルベルト…)。

 ゲルベルトはリュカにめっちゃ嫌われてる。冗談でなく。しつこい男は嫌われる。旅の直前に、私と仕事とどっちで彼女に振られてる。性格なのでしょうがないけれどもそれなりに不憫な人。頭は本人も言っている通りよろしくない。リュカの好みはエレーヌやヴィクトルのような冷静沈着な人ななのでつまりゲルベルトは擦りもしないしむしろ真逆。当て馬…にすらなれてない。
 ローラントも不憫な人代表。ゲルベルトのみならず、皆のおかん。良い人過ぎていつも振られる。カズマの事で最後は意気消沈しながら帰る。
 カミルは腹の中で色々考えてる。悪戯が生き甲斐。リュカは同族嫌悪。お家や生まれに関しては超絶不憫。
 エアハルトはクソ真面目。女性ならお付き合いは手を繋ぐところから。カミルに対しての想いは同僚になってから。「破廉恥な!」はいにしえの痴れ者で入れててどうしても入れたかった…この一言でどういう人か大体判る。きっとそのうちヤキモキしたカミルに上に乗られる。

 ライカ帝国=基本不憫な人達の集まりになった。割とお気に入り。ちなみにライカ帝国の活躍は元に比べて削られました。ネタが寒かった。ゲルベルトとホラーツ(もはや誰?)が主な被害者。オイゲンも空気すぎてごめんね。尺が…





 と、このような裏話がそれなりにあります。もしかしたら小ネタのお話を書く事もあるかもしれません。
 ここまでお読みいただきありがとうございました。


2021.12.25 巽




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