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無知な番犬×すけべ中級者ぼっちゃま2


 ブルーノには記憶がなかった。

 ぼっちゃまに拾われるまでの間、どこで誰とどのように過ごしていたのか、まるで覚えていなかった。


「ん、ちゅう…… はふ、はふ ん、そうらよ、べろを、くちゅくちゅして…… んぅうっ
「はあ、はいっ はいっ、ぼっちゃま こう、ですか
「んぅ んぅ〜〜〜〜 んっ しゅごい……

 だからこそ、救い主とも呼べるぼっちゃまには並々ならぬ恩義を感じている。
 彼は今日も敬愛する主人に報いるべく、熱心に”勉強”に取り組むのだ。

「ん、はふぅ…… ブルーノ、前の復習だよ。執事たるもの〜〜?」
「執事、たるもの。ぼ、ちゃまを、キ……キスイキ、させる」
「ふむ、よく覚えていたね…… ん、ちゅ、ちゅぅっ ふ、はふ、んっ

 ちゅうっ れろ、れろぉ〜〜っ ちゅぶっ ぢゅう……っ

 ブルーノは長い舌を懸命に動かし、ぼっちゃまの小さな舌を傷つけぬよう丁寧に愛撫する。

「はーーっ…… はーーっ……

 ぢゅるぢゅるっ と音を立ててスケベさを強調するのが執事の作法だと教わっているから、何度も口の角度を変えて吸い尽くす。

 小さな歯、短い舌、狭い口内。丹念に舐めしゃぶり、口への刺激だけでぼっちゃまをイかせようとしている。


「ん、ふ……〜〜〜〜っ ん、あ あ、ん あんっ イ、いきゅ……っ きす、いき、すゆぅ……〜〜〜〜っ

 ぼっちゃまの口の中の性感帯は舌の奥の方。当然その事を知っているブルーノは、たたみかけるように執拗に刺激した。

「ぉ" んにぃ……っ
「はあ、はい、して、キスイキ…… は、ん、ぢゅるっ ぢゅるるる……っ
「あ”、んぉっ んにぃ、い、いきゅ……っいくぅう〜〜〜〜っ

 ビクッ ビクッ と震える華奢な体を抱きしめ、ブルーノは満足げに笑った。


 最初は唇を触れ合わせるので精一杯だった自分が、だんだんとぼっちゃまの求める執事像に近づいていると分かりうれしいのだろう。
 ブンブンと尻尾を揺らし、勃起したちんぽを(おそらく無自覚で)彼に擦りつけている。彼は賢い獣だが、それでも獣である以上理性の糸は細い。

「は……っ は……っ ぼ、ちゃま ぼっちゃ、まぁ……
「んぅ、ん…… きもちよかった、めしゅいき、しちゃった…… んっ あ、勃起ちんぽだ ん、ゴリゴリ、すごい つよつよちんぽぉ……
「ふーーっ ふーーっ 執事、たるもの ぼっちゃまの、メスまんこに、はあ、はあっ ちんぽ、入れて、はあ、それから……っ
「うん、うんっ それからぁ……

 期待に満ちた眼差しで、ぼっちゃまは脚をガバリと開いた。ブルーノは未だにボタンの多い服が苦手で、もたもたと彼の服を脱がせる。

 途中で煩わしくなって服を引き裂くのはご愛嬌だ。ブチッ、と哀れな音を立てて飛んで行ったボタンに見向きもせず、荒い息でぼっちゃまにのしかかる。

「わ、わ……っ! んもう、めっ! 執事はそんなにハアハアしないの! お洋服も破ったら、め!」
「くっ……グルル……っ ごめ、なさい、ぼっちゃま もう、が、我慢、できない……ぐっ

 カクカクと腰を揺らしながら、ブルーノは限界まで膨らんだちんぽを露出した。

 ぼろんっ と飛び出してきたそれを見て、ぷりぷりと怒っていたぼっちゃまは「ぼろん、だ……」途端にご機嫌なメス顔を晒す。


「ふむ…… まあブルーノはワンコだから仕方ない……ほら、おまんこだよ 執事たるもの、ぼくのメスおまんこに……んっ
「はい ちんぽ、激しくパンパンッ ですね、ぼっちゃま
「あぅっ んにぃ……っ そ、そうらよっ ん、えらぁい ブルーノえらいえらいっ
「っ……

 褒められるともう堪らないらしい。ぼっちゃまの小さなおまんこに怒張の先端を突き刺した瞬間、彼はブルルッと下半身を震わせた。

 びゅるるっ
 びゅーーっ びゅるるるるっ

「あう……っ あ、あ、もう出ちゃったの……? んっ、あ、おちんぽみゆく、早しゅぎゆ……っ
「っ……ぐ……っ……っ
「あぅう、んにぃ……っ んもう、めっ! めっだよ! 執事たるもの、ちゃんとパンパンしてからピュッピュだよ! ん、ぁあ……あぁあん……っあ、あぅ、あぁあんっ……
「う……っ、グルルル……ッ、はあ、はあ、はい……っすみ、ません、ぼっちゃま


 びゅるるるっ…… どぷ……っ どぷ……っ

 叱られながらも、イヌ科特有の長い射精は終わらない。ぼっちゃまは「めっ! めっ!」とご立腹だったが、だんだんと気持ち良くなってきたのか「めぇ……んめぇ……」トロトロのメス顔で鳴き始めてしまった。

 パンッ……パンッ……パンッ……パンッ…… パンッ……パンッ……パンッ……パンッ……

「う、はあ、はあ……っもうしわけ、ありませ、っく ぼ、ちゃま はあーーっ ゆるして、ゆるして……
「ん、ぉ…… んにぃ……〜〜っ ん、ん、いいよぉ ブルーノはワンコだから、仕方ないよぉ はふ、はふ……ん、ちゅうっ ん、んっ

 射精しながら、ブルーノは少しでもぼっちゃまを喜ばせようと腰を振る。
 膨らんだ亀頭球のせいで抜き差しがままならないはずなのに、半ば無理矢理ピストンをし、ドチュンッ ドチュンッ と激しい音を響かせている。

「ぐ、ぅ……っ〜〜〜ふ……っ ふーーっ ふーーっ
「んぁ あんっ あんっ あんっ あぁんっ おちんぽっ おちんぽっ しゅ、しゅごいっ おちんぽ、おっきい ん、んぅ ぴゅっぴゅしながら、パンパン、パンパン〜〜……ッ
「はーーっ はーーっ っぐ、ん、ぉ” はあ、っく、また出る……っ
「んっひぃ!? んぉ”あっ あ……ぁ……〜〜〜〜


 ぼっちゃまの小さな体ではこれ以上はキャパオーバーだ。彼は「ひぎぃ」と鳴いて全身を痙攣させている。
 メスちんぽからはぷしゃぷしゃと潮が零れ、平坦な腹を濡らしていった。

「……っ よ、かった ぼっちゃま、メスイキ……してくれた
「ひぅう〜〜〜〜っ


 執事たるもの、主人をメスイキさせなくてはならない。そう教えられていたブルーノは、ぼっちゃまがメスイキを通り越してガンギマリしているとも知らず、パンパンッ パンパンッ 激しい種付けを続けるのであった

「あぅ……っあ、あぅう……っ し、執事、たるものぉっ おちんぽで、んぉ おちんぽで、ぼくを、はらませっくす、するべしぃっ
「っ、はい、孕ませる、孕ませる、孕ませる……っ ぼっちゃま、孕ませ、ます……っ

 パンパンパンパンパンパンパンパンッ! パンパンパンパンパンパンパンパンッ!

「おっ あっ あっ あっ ん、あぅ、んぉ” そ、それからぁっ おちんぽみゆくを、いっぱい、おまんこにっ おまんこにぃ〜〜〜〜する、べしぃっ おまんこっおまんこっおまんこにぃっ んにぃ〜〜〜〜っする、べしぃ

 無茶苦茶な指示を飛ばすぼっちゃまに、健気なブルーノは何とか応えようと必死だ。

 セックスの技巧などまるでない、本能だけの無様な腰振りで主人を孕ませようとしている。

 パンパンッ! パンパンッ! 激しい律動を繰り返し、セックスを楽しむ余裕などない、本気の孕まセックスをしているのだ


「はっ はあっ ふーーっ はい、ぼっちゃまの、まんこに、うっ、また、また出る、っく、まんこに、しますっ しますっ しま、す……っ
「お"……っんぁ〜〜〜〜っ

 パンッパンッパンッパンッ パンッパンッパンッパンッ
 びゅるるる……っどぷっ! どぷっ! どぷっ! びゅるるる……っ

 ずちゅんっずちゅんっずちゅんっずちゅんっ


「んへぇえっ ブルーノ ブルーノ も、もうブルーノは、立派な執事、らよぉ……

 ぼくが教える事は何もない、とばかりに親指を立てたぼっちゃまだが、実際彼はこれといって何も教えていない。

 むしろ教えられているのだ
 ぼっちゃまのまんこは、オスに愛されるためのとろとろマゾメスぼっちゃまんこであると


「……っ そんな、まだまだ、です……っ、く ぼっちゃま ぼ、ちゃまぁあ……っ もっと、教えて、ください……っ ぼっちゃまの、一番の、はあ、執事に、なりたい……っ
「んにぃいい〜〜〜〜っ

 パンパンパンパンパンパンパンパンッ! パンパンパンパンパンパンパンパンッ!



 ぼっちゃまによる執事教育は、南条と東堂がチェーンソーで部屋の壁を破壊するまで続けられたのであった






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