熱血クソ真面目×淫乱教師

熱血クソ真面目×淫乱教師


※注意※
・衆人環境です
・輪姦っぽい(ハメるのは一人)です






「誰だーーーーッ! 雪野先生の事を淫乱おまんこ教師などと呼んでいる不届き者はーーーーッ!」


 廊下の端から端まで響き笑るその大声に、僕は持っていた教材を全て落とした。

「貴様か!?」
「ヒイッ、違います」
「では貴様か!?」
「んなわけないだろ!」


 風紀委員長の大船は、目が合った生徒全員にそう尋ねていた。あらぬ容疑をかけられた生徒らは、ひいひい言ってこちらに逃げてくる。

 僕は冷や汗を垂らしながら、教材を拾うためしゃがみこんだ。すると大船がこちらに気づき、早歩きで向かってくる。

「雪野先生、おはようございます!」
「お、おはようじゃないでしょ、大声で何を言っているんだ君は……」
「はい! 先ほど雪野先生の事を淫乱おまんこ教師呼ばわりしている輩がおりまして……ただ、そう呼んでいる声が聞こえただけで顔までは分からなかったのです。ゆえに今、その輩を洗い出している最中です!」


 彼は風紀委員長だが、たしか応援団の団長も兼任していた。大柄な体から発せられる馬鹿でかい声に、耳の奥がぐわんぐわん鳴る。

「そ、そんなことしなくていいよ。恥ずかしいんだから……」
「いいえ! 先生を侮辱した輩には、必ずやしかるべき制裁を下しますので!」
「いいってば、い、淫乱……おまんこ……教師なんて、えっちな事言っちゃだめ。大船にも変な噂が付きまとうよ」
「先生……! 自分は感動しました、俺を想うあなたの真心……っ! しかしお構いなく!」


 彼は悪い子ではないのだが、熱く、厳格すぎる性格のせいでいまいち話が通じない時がある。
 どうしたものかと困り果てていると、大船は息を吸い込み、再び叫んだ。

「雪野先生の事を淫乱おまんこ教師などと呼んでいる愚か者は! どこのどいつ、んぐっ!?」
「やめなさい!」

 背伸びして口を塞ぐが、少々出遅れた。一番言われたくない部分は防ぎきれなかったし、離れた場所からこちらを窺う生徒たちは、珍獣でも見るかのような目をしている。

「……っ、せ、先生、雪野先生」
「ああ、ごめん。でもね大船、こんなところで淫語を叫んじゃいけませんから」
「じ、自分は……っ自分は最低です! 今先生に触れられて、ぼ……勃起してしまいました! 男として最低だ! うわああああ」
「に、逃げた……なんなんだあの子は」

 こんな時でも廊下は走らない辺り、風紀委員長としてのプライドを感じる。勃起していたとか言っていたし、抜くつもりなのだろう。彼は大声でわめきながらトイレへと入っていった。

 登校して早々にトイレでオナニーとは、風紀を守る者としていかなるものだろう。
 それに、あの大きな体ならおちんちんの秩序は……きっと…… ああいけない、よだれが垂れてきてしまった。いけないいけない、これでは噂を否定できないではないか。



「……ねえ、大船? あの、もうすぐ授業始まるけど」


 僕はただ、彼が遅刻しないように声をかけに来ただけだ。断じてオナニーを見てみたいとか、あわよくば僕で抜いてほしいとかセックスしたいとか、そういうわけではないのだ。

「無遅刻無欠席の記録、いいの? がんばってたじゃん」

 個室に籠っているせいで、僕の声が聞こえないのだろうか。
 閉じた扉の前まで行って、再度忠告することにする。

「大船、遅刻しちゃうけどいいのかって……そ、その、遅刻するわけにはいかないし、ちゃちゃっと抜きたいのなら、その…… オカズが必要だよね、僕は別に淫乱おまんこ教師というわけではないけど、まあ、あれだ…… 必要なら、オカズになるよ…… あ、こ、これは、生徒への真心だから! んんっ、淫乱おまんこ教師でもあるまいしね、ね、大船……


 扉に耳を当てると、はあはあ という荒い吐息、にちゃにちゃ という湿っぽい音が聞こえる。
 扉一枚挟んだ先で、今まさに無秩序ちんぽが暴れているという臨場感…… あ、いけない、おまんこキュンってした まんキュンだ……


「……先生」
「ん、うん なに、大船…… もう終わったの? ま、まだもう少し時間あるから、もうちょっとシコシコしてても大丈夫だよ、高校生の男の子だもん、精液は無限に出てくるもんね……
「まさかとは思っていましたが、例の噂は真実なのですか」
「えっ! そ、そんなわけ、ないじゃん。僕はただの古典教師です。淫乱おまんこ教師なんてそんなわけないよ」

――――どうしよう、ばれちゃったかも こうなったらいつものパターンだ、興奮した生徒に抱かれるパターンだ ああ〜〜 みなさん、お約束のパターンですよ どきどき…… はやくはやく おまんこはとっくに準備万端…… 


「ではどうしてあなたは今、トロ顔でふとももをもじもじさせているのですか!」
「え」


 まんキュン状態だった僕は、頭上から聞こえてきた声にタマヒュンしてしまった。


 個室トイレの扉は、上の方に頭一つ分くらいの隙間がある。そこから僕を見下ろす大船の顔。赤く血走った目、依然として荒い吐息、ああ、もじもじしているところが、丸見えだったなんて……っ


「噂を流した輩も許せませんが、まずはあなたからですね。雪野先生」
「え、え……?」
「教師としてあるまじき、その淫乱っぷり……! それでも日本男児か! 粛清粛清粛清粛清ッ粛清セックスです!」


 僕の粛清セックス執行が告げられたのは、始業のチャイムが鳴ったのと同時だった。


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