3

妹の彼氏(サイコ系クズ)×不憫平凡3

 パンッパンッパンッパンッ パンッパンッパンッパンッ

「なっあっあっあうっ んぁああっ はあっ ひいっ んぉっ
「勇貴さん、喘ぎ声かわいいね…… はあ、ケツまんこすっごくきもちいい……
「あ、あんっ あぅっ ああん ああん
「こらこら、演技臭い声はやめてね。ばればれですから、ねっ

 ずちゅっ ずちゅずちゅずちゅずちゅっ パンッパンッパンッパンッ

――――よし、演技臭い声は嫌いなようだ。もっと嫌え、そして僕ら兄妹から手を引け、このクズ男……!


「ん…… ん〜〜あんっ あんっ あんっ
「こら、勇貴さん……」
「あっ あん き、きもちいい〜〜 おちんちん、いいよお、はあ、あん
「はあ……わかった。そうか、そういうことだね、勇貴さん」

 腰の動きが止まった。おしりに深くハメた状態で、薫は僕を見下ろしてくる。
 思った通りだ。きっと萎えたに違いない。当然だ。僕みたいな普通の男があんあん なんて喘いで、かわいいわけがないのだ。

「僕にかわいいって思われたくて、わざとそういう演技してるんでしょ」
「えっ」
「健気で、たまらないですね……でも少しショックだな、僕は自分の力で気持ち良くさせたいのに、貴方に演技をさせてしまうなんて」
「えっ」
「ごめんね、気持ち良くなってもらえるようにがんばるよ」

 
 おかしい。思っていたのと違う。

 薫は困ったように笑うと、再び腰を動かしてきた。今度はさっきほど激しくない、ゆるゆるとした動きだ。

 パンッ…… パンッ…… パンッ…… パンッ……
 ずちゅっ ずちゅっ ずちゅっ ずちゅっ

「ひ、ぃ、ぁん……っ あ、ぅ〜〜〜〜……っん、んぅう……っ
「そう、それそれ。本当に気持ちよくて出ちゃう声の方が、かわいい」
「あ、っくそ、はあ、あん あん あっ んっく、ぁ……〜〜〜〜っあ、ん あんっ あんっ
「はあ、勇貴さん……今のは演技と本当の声と、半々ってところですね、はあ、ふふ、健気だなあ、そんなに僕にかわいいって思われたい?」

 ちがう、そんなわけがない。僕はこいつに萎えてほしくて、飽き飽きして欲しくて、わざと気持ち悪い喘ぎ声を出しているのに。

「……っう、あ ひっく、う、うう、どうすれば、ぁあああ……っ
「どうするもこうするも、普通にしてて。僕が勇貴さんを気持ち良くするから、勇貴さんはそれに身をゆだねて
「あっ あっ あぁあ……っ ふ、ぅ、あぅ、あう、んあああっ

 パンッ パンッ パンッ パンッ
 ぱちゅん ぱちゅん ぱちゅん ぱちゅん


――――僕を気持ちよくって、なんだそれ、薫は実は優しい奴なのか……?

 いやいやちがうちがう、危ない危ない。うっかり流されるところだった。

 妹を利用して僕に近づこうなんて考える異常者が、優しいなんてはずがない。さっき僕は彼の本性にゾッとしたではないか。彼は自分の目的のためなら手段を択ばない、しかも悪気なく悪い事をする質の悪いタイプだと、分析したではないか。

「ん、ぅ〜〜〜〜……っ はあ、あっ あぁ、んっ あんっ んっ、あ、あ、あぁあ〜〜……っ
「あ……っふふ、ここですね、勇貴さんのメスイキ地点、はあ、ケツまんこビックンビックンしてて、わかりやすい
「あっ、あ、あ……! ひぃっ そ、そこ、ごりごりって、しちゃ、らめっらめらめ、あっああああっら、めぇえ……っ
「気持ち良くなって かわいいよ勇貴さん、すきだよ、はあ、はあ、すき…… すごく、どきどきします、はあ……っ


――――なんでこんなに一生懸命、僕を気持ち良くしようとするんだ……もしかして彼は、根はいい子なのではってちがうちがう騙されるな、危ない危ない。

「勇貴さん、はあ、出そう、です……っはあ、ごめん、一度、抜きます……っ
「え、あ、あぅ、ん……っ ぬ、ぬくの、か……?」
「だって、中で出したら、勇貴さんお腹こわしちゃう……はあ、はあ……っ
「え……っ


 僕を気遣っている……?

 酷い男なんだと思い込んでいたが、なんなのだ彼は。少し苦しそうな顔で、僕の体から出て行った。
 手で扱いて、僕のおなかの上に射精している。へその周りにちんぽをこすりつけて、「勇貴さん好きだから、大事にしたいから」と薄く笑っている。

「……っ、つ、次は、中で出してもいい……よ。別に、おなか痛くならないと思う、し……
「え……?」
「次は、中で出してもいいって、言った……な、なんか薫、思ったよりもいいやつそう……だし」
「勇貴さん……っ
「あ、あ、んぐっ 急に、いれんな、あっ あっ


 抱きしめられて、また中に硬いちんぽが入ってきた。ぎゅっとされるとたばこの匂いがして、ハッとする。
 こいつは高校生なのに、まさか吸っているのか。いいやつなのか悪いやつなのか、どっちだ。わからなくて、頭の中がぐるぐるとかき混ぜられているみたいだ。

「っ、ぅ、あ はあ、たばこ……っはあ、あぅ
「ああ、ごめん、くさい?」
「あ、んんっ なんで、吸って、あぁあっ
「別に、深い意味はないけど……勇貴さんがやめてって言うなら、やめる

 パンッ パンッ パンッ パンッ
 パンパンパンパンッ パンパンパンパンッ

 また激しくなってきた。腰を強く掴まれて、首筋にキスマークをつけられて、あ、やばい、またイクッ いく、いく、いく……っ

「やめ、なさいっ…… そんなもん、吸うな、あぁああああっ……
「……っあは、イキながら注意されちゃった じゃあキスして、口寂しいから、キスして……っ
「んひぃっ あっあっあっいってるときにらめっあっほんとにらめっやだぁあまた潮、ふくぅうう……っんんんんんんぅうう……っんぅううう……っ

 ぷしゅっ ぷしゃあああっ
 びゅるっ びゅるるるっ パンパンパンパンッ パンパンパンパンッ

「あ、ほんとだあっ いってるときに、やるの、やばいですね、はあ、おかしくなりそっ んっ もっと、ちゅーしてくださいっ きもちいい……っ
「う、ぁああ……〜〜〜〜っ も、らめぇえ……っんぁあああ〜〜〜〜んぅううう……っ

 ぷしゃあああっ


 潮を吹き続ける僕のちんぽを押さえ、部屋が極力濡れないようにしてくれる。やはり彼は、良い人なのでは? と油断した瞬間、どさり、何かが落ちる音がした。


「お、兄ちゃん……薫、くん……?」


 カバンを落とした千春が、扉の所でへたり込んでいた。





「おかえり、千春ちゃん。ああ、君はもう用済み。勇貴さんと二人きりにしてくれてありがとう、感謝してる!」


 薫は全く邪気のない顔でそう告げ、腰を振り続けている。

「あ……あ……ち、千春、あ、ああ……っ」
「最低……最ッ低……この、クズども!」


 待ってくれ千春、違うんだ、僕はお前を助けるために、あっ ちがう、そんな目で見るなっ 僕は、僕は、ぁあああああっ

 ぷしゃああああっ
 







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