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腹黒美形×強気平凡2


 俺は直前まで拒否した。今日、昼休み開始のチャイムが鳴る直前まで、さすがに無理だ絶対におかしいと訴えた。


「今時、セックス実況ができないアナウンサーなんていないよ」


 先輩は手にローションを出し、くちゅくちゅと音を鳴らしながらマイクに顔を近づけた。

「ただいまより、お昼のセックス実況を開始いたします

 俺はローションの付いた手に首根っこを掴まれ、マイクの前に座らされてしまった。




***




 パンッパンッパンッパンッ ずちゅっずちゅっ ずちゅっずちゅっ

「さあ始まりましたお昼のセックス実況、お相手はわたくし放送部部長の鮎川と
「んぉっ!? はへぇ……っ! や、やめろ、やめ、ぉうっ んおっ
「新入部員の伊崎がお送りいたします

 パンッパンッパンッパンッ ずちゅずちゅずちゅずちゅずちゅずちゅっ

「ところで皆さん、ランチは手作り弁当派ですか? それとも購買派? ちなみに僕らは駅弁派 なんてことでお送りしていますけども
「んぎっ てめ、あぅっ やめ、やめへぇっ 鮎川、せんぱ、鮎川てめぇっ ひうっ んひいっ

 パンッパンッ パンッパンッ

「あ、駅弁ってもちろん駅で売っている弁当の事じゃないですよ。体位の話です。あーー…… いいですね、伊崎くんのおまんこは、こう、下から突き上げるとですね、きゅんっ と締まるんですよ、ほら伊崎くんも実況して。アナウンサーになりたいんでしょ
「うぐっ い、いやらっ あぅっ あんっ パンパン、すゆなあっ! すゆなあ〜〜……っあぁあん
「あーん なんてかわいく喘ぎ始めたところでですね、まずは一発、生意気な新人さんに”わからせ”てやりましょうかね、お前はメスなんだってことをですよ さあ皆さん是非一緒にカウントダウンしてください! はい、種付け5秒前!」

 パンッ 

 健全なる学び舎でこんなことをしているのに、生徒も教師も誰も止めに来ない。だがこいつがカウントダウンを始めた瞬間、この部屋は防音設計にもかかわらず、どこかからか声が聞こえてきた。

 パンッ

「ありがとうございます カウントダウンに付き合ってくださって…… ふっ さて、3、2……」
「ん、ぎい……っ お、おろしぇぇえ……っ あっ あんっ あぁあんっ
「1!」

 パンッ


「種付けーーーー! んっ 今、まさしく! わたくし鮎川が! 伊崎のおまんこにっ 大量の精液を、びゅるびゅるとっ どぴゅどぴゅとっ 流し込んでおります!」
「あ…… あ”……
「おっと伊崎もイったーー! メスイキです! おまんこをビックンビックン、全身をガクガク震わせ、ちんぽを勃起させてはいるが射精はしていない! さあみなさんご一緒に、一度箸をおいて、ちんぽを勃たせてご唱和ください、せーのっ!」


 メスイキだァ――――校舎全体が揺れた気がした。放送室のすぐ前にある職員室の、教師たちの野太い声が聞こえてくる。そして少し離れた一年生の教室棟から、興奮した若い雄の声が聞こえてくる。


「ふぅ…… では再びパンパンして参りましょうか、みなさんも良ければ、っ 伊崎くんを抱いているつもりで、ふっ 腰をカクカクしたり、シコシコしたり してみてくださいねっ あーー…… さて、次はどんな体位でしましょうか、ここで聴衆者投票を開催します!」




***




 パンッ……ずっ……パァンッ! パンッ! パンッ! パンッ! パンッ!

「投票の結果、獣の体位、すなわちバックということになりました! 沢山のご投票ありがとうございます!」
「んぃっ おっ ふ、ふざ、けんなぁ……っ そ、その、アプリ、はぁっ お昼のリクエスト曲、をほぉっ 募集する、やつぅ、んぅうっ あんっ
「はは、伊崎くんは語尾に”あんっ”と喘ぐのが癖のようですね ていうか伊崎くん、だめじゃないですか君、さっきから全然実況できてないよ、僕が一人で喋ってるじゃないか ほーらっ 今の自分の状況をっ んっ 述べてみなさいって


 意地でもセックス実況なんてするものか、こんな学校今日にでも辞めてやる。そう思っていた俺だが、まるでその思いが全校生徒にバレたかのように、続々とアプリにメッセージが届いた。

”セックス実況をさぼるな! メスイキから逃げるな!”

”よっ! セックス実況アナウンサー!”

”鮎川先輩のおちんちんはどんな感じですか? 大きいですか? カリ高ですか? 伊崎くんのおまんこはどんな感じですか? 縦割れ熟れ熟れアナルですか? キツキツ処女アナルですか? 全部教えてください 担任教師より”

「ざけんなっんほぉっ 担任てめっ あ、あぁあ〜〜〜っ も、やだぁ……っ あ、あぅ、んぁあぁ〜〜っ
「喘ぐなとは言いませんが、伊崎くんはちょっと喘ぎが多いですね、それでは実況になりませんよ? ほーらっ ほーらっ
「あぁんっ ぁああんっ う、お、俺は、今ぁ……っ バックから、ちんぽで、犯されてぇ……ぅうっ



 ピコンピコンと止まらぬ通知音、表示されている下品なメッセージを見ていると、抵抗するのが馬鹿らしくなってきた。

 放送室の窓に目をやると、何人かのギャラリーが集まっていた。
 既婚者のはずの担任教師、堅物な委員長、滅多に登校してこないヤンキー、そして校長までいる。

「ちんぽで、犯されて、ちんぽっ、あう、ひんぽで、犯されてましゅ、ぅうう〜〜〜〜……っ くっそぉお……っ
「それだけじゃ何も伝わらないよ! 現場の伊崎アナ! ほあ、しっかり 伊崎アナのアナはどうなっていますか〜〜

 アナとアナをかけた超絶下品なギャグに、校舎全体がドッと湧いた。悔し涙を流しているのは俺だけだ。泣きながら喘いでいるのは俺だけだ。

 みんなちんぽを扱きながら幸せそうな顔をしている。ここから見えない場所にいる奴らも、アプリを介してメッセージを送ってくる。


”伊崎くんと一緒にイきたい!”

”イク瞬間に実況してくれ! 伊崎アナのアナがイク瞬間を”

”伊崎くんのおまんこはトロトロですか? ふわとろアナルですか? 鮎川くんは君より年上といえどまだ高校生ですから高校生ちんぽですよね、大人ちんぽも試しませんか? 担任教師より”


 パンパンパンパンッ パンパンパンパンッ

「んぅ……っ! あ、ぅう……っ で、でかい、ちんぽ、で……っ はぁ、ん〜〜っ でかちんぽで、後ろから、ぱこぱこ、されてぇ……っ
「でかちんぽって! 抽象的すぎるので僕が補足しますね。勃起時16cmの赤黒いカリ高ちんぽです! 血管がビキビキ浮き出ています。あっ我慢汁の量も多めの汁だくちんぽなので、処女まんの伊崎くんでもぬるっと安心挿入でしたね いやぁこれはパンパンしやすい
「……〜〜〜〜っ ん…… あん…… あん……

”なるほど”

”先輩チンポでかくて草”

”【速報】伊崎くんは処女まん【なおたった今非処女に】”

“伊崎種付けさせろ”


 パンパンパンパンッ パンパンパンパンッ

「も、もお、イグぅ…… でかちんぽで、ぱんぱん、されてぇっ おっ お、おしり………………………………………………まん、こ…………がぁっ あんっ
「今まんこと言うのを躊躇いましたね、しかし立派なまんこなのでね、無駄な抵抗はやめましょうとしか ははは
「う、くぅん〜〜〜〜っ あっ あっへぇっ あ、あ”、んぁあ”あ〜〜っ ひぃいんっ やっ まんこ締まっちゃう うあ、うぁあ、きゅうんって、なってゆ、なってゆぅううっ
「お、みなさん今のが聞こえましたか!? わたくしも射精準備は万端です! おっ キュンキュンとまんこがっ 締まっています……! みなさん、フィニッシュの準備はよろしいでしょうか!」


 先輩が再びカウントダウンを始めた。だがさっきよりもテンポが速い。ちんぽで円を描き、俺のおしり……………………まんこを、広げるようにして突いてくる。

「あぐっ イグ い、ぁぐっ 俺っもう、もう、もう、あっあぁん
「メスイキまで、3、2……!」
「イクゥゥゥウ……ッ!
「1……ッ!」


 一瞬沈黙があった。そしてちんぽが、どっちゅうううん 奥深くまで入り込み、そこで爆発でもしたような衝撃があった。


「イッたーーーーーーーー! 伊崎、そして、わたくし鮎川も……っ 全身を痙攣させながらの、絶頂ーーーーーーーー! ぐっ たまらない、絶頂ーーーー!」


 校舎が揺れる。野太い声も若い声も、異口同音に言った。


「種付けメスイキだァーーーー!」




***




おまけ・完全メス堕ち後の伊崎くん


「きょ、今日は、いつも俺たちがやっている活動をっんあ ん 実況、させて、いただきま、ぁん まずは、発声練習……ていうか、発声淫語……あっん先輩、あっ んゃぁ ん、んん、おまんこ、きもちいい、あいうえ、おっほぉ ちんぽが、ほしいな、かきくけこ、ぉおっ 違います今のは発声淫語ですっ俺の本音じゃ、あっあっああっイクッイクッイクッイクイクイクッ……イクゥウウウウウ〜〜〜〜〜〜〜〜ッ











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