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不器用な義息子×隙だらけの義父2



「あうっ んっ んっ、はあっ……はぁ、雄雅く……

――――どうしよう、こんなのおかしいよ、僕はパパなのに……


 僕はまず、彼のおちんちんに毛が生えているという事実に混乱していた。
 一緒にお風呂に入るなんて久々すぎるし、それから胸板もこんなに分厚くなっているなんて知らなかったし、脇や下腹部に毛が生えている事もだ。

 完全に大人の男の体になっている。寂しいような嬉しいような変な気分だ。これが親心……そして、そういう事に気を取られていたから、僕は今、逃げ場を失っている。

「……っ、は、離して、雄雅くん……あ、ぅ なんでそんなとこ、触るの……んぅ こら、めっ、だよ。めっ……! めっ、なんだから、あぅ
「だから、ガキ扱いやめろっつってんだろうが」
「うあっ」

 筋肉質な両腕と壁に阻まれ、動くことができない。勃起したおちんちんが僕のおなかに触れているし、そもそも僕としては毛が生えているということ自体驚きというか、いや年齢を考えれば不思議なことではないのだけれど、僕の中では雄雅くんはずっと子供というか、まさかこんな、ズル剥けのボーボーの大人おちんちん……ああどうしよう、何が何だか分からなくなってきた。

「拓海、こっち見ろ」
「さ、さっきは、見るなって、言ったよ、んうっ……んぅ〜〜っ
「……俺に背中向けて、壁に手ついて、ケツ突き出して」
「んっ はあ、う、うん……?

 どうしてこんなにキスが上手なのだろう。僕は息も絶え絶えなのに、彼は多少顔が赤いだけで僕ほどではない。
 もしかして彼女とかいるのだろうか。僕は彼の親としてがんばってきたつもりだったが、雄雅くんについて知らないことが多すぎる。

 僕の知らない間に、大人の階段を上っているのだろうか。あれ、おかしいぞ。なんだかとっても寂しいぞ。胸が痛いぞ。これも、親心だろうか。


「ん……、雄雅くん……こ、これでいいの?」
「ああ」
「っひ ん、な、なにを、あ……ん、あ、ぐ……っ
「拓海、脇が甘すぎて心配だから……わからせてやるんだよ」

 おなかに、ズンッ! と強い衝撃が走る。両腕を壁についていたが、力が抜けて、胸をべったりと壁に押し付けてしまった。

「あう、あっあっあっ……! や……っ! いやっ、雄雅く、んぅう……〜〜っ
「はっ……はあ……っ拓海、拓海……っ」
「はあっ あっあ、あん やっ やめっ んぉっ はあっ

 背中に彼の体温を感じる。濡れた壁と雄雅くんの厚い胸板に囲まれて、押しつぶされてしまいそうだ。

「ああっ あっ んあっ んっひぃ……〜〜〜〜っ
「はっ もう、分かったかよ、俺は子供じゃない、子供だったら、セックスなんてできねえし、はあっ」
「わ、わかった、から、だから、あっ やめっ やっ やだ、なんか、くる、きちゃう、うぁ ああぁん……っ
「俺はガキじゃないし、拓海も……っ俺の、父親じゃねえ、からっ」

 パンパンパンパンッ パンパンパンパンッ

「親子じゃないから、だから……なあ、こういうことしても、いいんだよ……なあ、拓海?」
「……っ いいわけ、な……ぁ、あ、あぅ……
「足、ガックガクになってんぞ、おい、息子に犯されて喘いでるやつを、父親とは呼べねえよな、なあっ?」
「〜〜〜〜っ んぅう……〜〜〜〜っ だめぇ……っ きちゃう…… きちゃうのぉ……っ

 腰が震えるのに、快感を逃がすために腰を振りたいのに、壁と彼にがっちりと挟まれているせいでそれが叶わない。

――――どうしよう、イク イク でも、雄雅くんにいかされるなんてっ 息子に、いかされるなんてっ 僕、パパなのに……〜〜〜〜っ あ、だめ…… だめ…… い、く……っ


「ひぁあっ あ、んぁああ〜〜……っ う、ひっく、うう、いく、いくいく、いくっ……
「ははっ、すっげ、締め付けてんじゃん……パパなら、こうはならねえはずだよなぁ
「んぉっ ほぉっ あっあ、ぐ、ぅう〜〜〜〜……っ

 ぎゅうっと密着されると、互いにシャワーを済ませたばかりなのに、男特有の脂っぽい匂いがする。

 僕は壁に張り付いた無様な状態で、彼に気持ち良くさせられてしまった。上手く快感を逃がせないせいで、まだ全身が敏感だ。パンッ と不意に突かれると、また絶頂しそうになる。

「んっあ あへぇ…… はあっ ぼ、僕ったら、なんてはしたない声をっ雄雅くんの前でっ あっ 親は、子供の見本、らのにぃ〜〜
「うるせえ、ほら、続き……っ」
「あっあ、あぁ〜〜っ やだっまだっ まだっ まだ、いってる、敏感、なのぉ……っ
「はは、メスイキしてる……はあ……っ 拓海、かわいい……
「っ


 反抗期でまともに目すら合わせてくれなかった雄雅くんが、僕を褒めた? 今、褒めたのか? かわいいというのは、父親に対して言うようなことではないが、彼は今、僕を褒めた。

 それがどうしようもなく嬉しくて、こんなおかしな状況なのに、胸の奥と腹の奥がキュンキュンと疼いてしまう。


「…… ん、ぁ…… 雄雅くん、僕、雄雅くんのパパだけど、ママにもならなきゃって……ん だって、雄雅くんには、どっちもいないから……」
「ああ?」
「んっ だ、だから、昔……おっぱい吸わせたの、覚えてる……? んあ、あっあっあんっあっ ひいっ だから、だからっあうっ だめっ 僕、そのせいで、おっぱい変になっちゃって……っ 吸ったり、揉んだり、されたせいで、変になっちゃってるから、あ、ああ〜〜っ さわらないれっ あっあぁぁあっ


 あの頃の僕はおかしかった。身内が亡くなったショックと、独身なのに子供を育てていかなくてはならない不安で、どうにかしてしまっていたのだ。
 7歳の男の子におっぱいを吸わせて、子育てしている気になっていた。ちゃんと頑張っている気になっていたのだ。

 素直に吸い付いてきた彼も彼だと思うが――――あっ 

「んぅっ んぅ〜〜っ んぅうう……っ ひ、ん
「拓海、お前にはおっぱいとかない。あるのは、このビンビンに勃ったピンクのメス乳首だけ……父親どころか、男としてありえねえ、はあっ この、ド淫乱乳首だけだっ」
「ひっぁあああああぁぁっ

 おちんちんが抜けたと思ったら、体を回転させられた。彼と向き合う体勢になって、あっ
 また吸われてる 昔みたいに、歯でちょっとだけ噛みながら、んぁああ…… 
 おっぱいなんて出ないのに、ちゅぱちゅぱされて、あっ でも昔とは違う、えっちな吸い方……っ こんなの、いつのまに覚えたのだっ


「お前、俺のママでもパパでもないから……拓海、俺の、こ、恋人に、なれよ」
「へぁっ?」
「……っ、おい、わかったなら後ろ向け、もう一回、すんぞ」
「ちょっ雄雅くっんあああぁあああっ

 勢いよく体勢を変えられたから、壁と額がぶつかってしまった。彼は背後から僕の額を撫で、同時にパンッ パンッ 腰を打ち付けてくる。

 反抗期――否、思春期男子の、我慢も手加減も知らない全力ピストンだ。こんなの、今年アラフォーを迎えた僕が、受け止めきれるわけが、ない……っ


「あ、ぁああぁ〜〜……んぅ……〜〜〜〜っ はあーーっ はぁああん……っ

 パンパンパンパンッ パンパンパンパンッ

 ずちゅずちゅずちゅずちゅずちゅずちゅっ ずちゅずちゅずちゅずちゅずちゅずちゅっ

「あっあっあっ ん また、いきそ いきゅ、ぅあ いく、いくっ
「……っ 俺も……、っく」
「だ、だめ、お風呂に、精液っ、排水溝に、つまる、のっ だめ、だめぇえ……っ
「拓海が全部ケツマンで飲めよっ……はあ……っ……ふ、っ……」
「そ、それなら、ぁ…… って、ちがう、そんなのおかしいっ おかひいっ あぁああっ

 パンッパンッパンッパンッ パンッパンッパンッパンッ
 びゅるるるっ びゅーーっ パンッパンッパンッパンッ びゅっ パンッパンッパンッパンッ びゅーー……っ


「はあ……はあ……


 終わった――そう思って油断した瞬間だ。


「ひぃいっ!? あ……! あ、あぁあ……っ


 これまで僕の腰を掴んでいた彼の手が、乳首にっ だめだ、こんな、メスイキしちゃっている最中にこれは、これはっ

「んぎ……っ んっぉおお……っ
「……っやべ、また、出る……っ」

 パンッパンッパンッパンッ パンッパンッパンッパンッ

 ぷしゃあああっ ぴゅっ ぴゅーーっ






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