3

変態いじめられっこ×イキリいじめっこ3



 しょろろろ……

「ひぐっ、うぐっひっく、ふ、うっく、うぇええん……っ」

 靴下まで伝って、じめっとした嫌な感触が足に纏わりついてくる。

「ひっく、う、うぇ、もうしません、もういじめないもん、ゆるしてよう、ぅううう……っ」
「梅野くん、おしっこくさぁい…… はあーーっ はあーーっ すうううはああああ……っ
「やだ、やだ、嗅ぐなっ、あっあぅ パンパン、すゆなぁ〜〜っ


 いじめなんてするんじゃなかった、こんな奴に関わるんじゃなかった――僕はおしっこを出し切ったのに、全然すっきりした気持ちになれないでいた。

 パンッパンッパンッパンッ パンッパンッパンッパンッ
 パンッパンッパンッパンッ パンッパンッパンッパンッ

「ど、どうしたら、どうちたら、ゆるしてくれゆのっ! ひぐっ、うぐっ、ふぇ、ううっあんっ
「だからぁ、いっつも偉そうに親の金ばら撒いてる甘ったれメスガキの梅野くんの口からぁ、超絶下品で低俗な淫語が聞きたいんだよ はあ 俺のちんぽに屈服した生意気まんこヒクつかせて、どすけべワード言ってほしいんだよぉ
「どしゅけべ……わーど……っ」

 僕は必死に考える。パパとママに大切に育てられ、困ったことがあれば金で解決してきたお上品な僕は、下品な事に馴染みがないまま育ってきた。


「お、おまんこ……おちんぽ……せ、せっくす……ふぇら
「は?」


 ずちゅっ……どちゅどちゅどちゅどちゅどちゅどちゅどちゅどちゅどちゅどちゅどちゅどちゅどちゅどちゅどちゅどちゅっ!

「あひぃっ な、なんでっ 今のでいいれしょっ あっあっあっあっ んあっんおっおっ はふっ はふっ すごく、どすけべだったれしょっ
「舐めんじゃねえぞ! その程度の言葉、清いんだよっ! あーークソッ、ピュアピュア梅野くんすきだぁあああああっでるでるでるでるっイクッ……!」
「んっぎぃいい……っ!

 びゅるるるるるるっどぴゅっ どぴゅっ びゅーーーーっ


「は……はひ……もう、むり……むりぃ……


 しょろろろろ……
 ぷしゃっぷしゃっ……ぷしゃああああっ




***




 大量中出しをキメられた僕は、ショックで気を失ったようだ。

 保健室のベッドで目覚めた今、ものすごく腰が痛い。ゆっくり目を開けると、満面の笑みを浮かべた松沢が「梅野くん」首に何かをかけてきた。

 パンチ穴の開いたルーズリーフに、ネックレスのチェーンがつながっている。ルーズリーフには黒いペンで文字が書かれている。

「……なにこれ……」
「梅野くん、結局大した淫語言えなかったじゃん。だから罰だよ」
「こ、これは……」



【※注意※】おまんこキュンキュン中です!
僕に触らないでください。メスイキ&おもらししてしまいます!



 書いている内容が分からず、否、正確には、理解したくなくて、僕は目線を上の方に逸らした。目に入った掛け時計は、ちょうどお昼休みを指している。

 つまりまだ、午後からの授業があるのだ。

「今日はそれつけて過ごしてね」
「ふざけんな、嫌に決まってんだろ! 調子乗ってんじゃ……っひ、は、はひ、ごめんなさい、おちんぽに、逆らいません、もうおちんぽに勝てないもん、うう、僕の負けだもん……っ」
「じゃあ言うこと聞いてね?」
「……ひっく、ぐずっ、ひぐっ……うううう〜〜……」

 この屈辱的な文字をぶら下げて、あと半日過ごせと言うのか。

 自分のやっていたいじめがかわいらしいものに思える。こいつの方がよっぽど鬼だ。頭のねじが外れた狂人だ。

 松沢は僕の涙を舐めながら、うっとりした顔で囁いた。


「たまには俺にも、いじめさせてよ







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