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オスくさ新入社員×媚びマン常習犯2



「おっほぉ〜〜〜〜! おほぉ! おほぉ! んほぉおお〜〜〜〜っ

 パンッパンッパンッパンッ パンッパンッパンッパンッ

「ふっ…… フーーッ…… フーーッ…… うぉ”……っお”ぉお”……っ ッフーーッ…… フーーッ…… 丸尻、さん……っ
「あっあっあっぉ”っ おっ”ぉ”っおお”おぉ”……っほぉ っほぉ っほぉ……〜〜〜〜……っ

 ずちゅっずちゅっずちゅっずちゅっ ずちゅっずちゅっずちゅっずちゅっ

「あ”ひぃ! あっ! あっひぃ! おお”ぉ”……っ刈谷く……刈谷くん”ぅううっ 規定違反っ 規定違反ですよ”ぉ”っ 上司をっ 雑魚メス上司をっ いぢめる”な”んてぇ”っ っほぉおお……あへっイグイグイグッ イグゥ!
「先に規定を破ったのはそっちだろっ フーーッ……フーーッ……

 トイレの個室が揺れているのを感じる。俺が腰を突き動かすたび、便器も、扉も、ガタガタと軋んだ音を立てている。

「くぅううう……ぅうう〜〜〜〜ん……っ くぅうう〜〜〜〜……んぅうう……っ

 だがそんな音をかき消すほどの、喘ぎ声――――丸尻さんはあれだけイキっていたくせに、あっさりと即堕ちしたのだ。
 何て弱いのだろう。ああ、弱いから、媚びマンするしかないのだ。

 頭も体も弱く、何もできない無力な無様雑魚メスだから、人に媚びて取り入るしかないのだろう。

「よっわ…… 社会人って大した事ねー……なっ それとも、アンタが特別よえーの……かっ
「何ですってぇ! お”ほ あ” あぁああっビュービューきたぁ…… しゅんごい量…… しゅんごい…… しゅんごいですぅ…… あっパンパンきたっきたきたっ きたぁあんっ

 トイレの入り口で、誰かの足音が止まる。「刈谷くぅっ くぅうんっ イグーーーーッ」丸尻さんの嬌声が響く。すると、駆け足でいなくなってしまった。

 おそらく、例の野球部男だろう。

「は……っ



***




「おや、先ほどの……カリ高くん、でしたっけ?」
「刈谷です」
「フンッ、君のせいで台無しですよ。新卒童貞さんで遊ぶ計画がね」

 長らく体育会系に身を置いていたから、偉そうな先輩や指導者には慣れている。だが、こういう類の――たとえば、明らかに俺よりも弱そうなくせにイキっている輩――は、初めてかもしれない。

「自分は……その、規定を破るのは、良くないと思って」
「ハッ…… ではどうしてぼくが媚びマンした時、腰を振ったのですか? ぼくのおしりおまんこに負け、おちんちんを膨らませましたよね。ふっくらムクムクと、イースト菌を加えたパン生地のように……
「それは……っその……」
「おやおやぁ…… 負・け・ま・し・た・よねぇ? ぼくのおまんこに……あなたの、雑・魚・お・ち・ん・ち・ん
「う……っ

 言葉を区切りながら、リズムに合わせて尻を擦り付けてくる。俺は何度目かもわからない唾を飲んだ。すでに口の中はカラカラだがら、ほとんど空気を飲み込んだようなものだ。

――――こいつ、調子に乗りやがって……っく、メス臭い……


「あーあ、あなたより先に、あの野球部くんに媚びマンすればよかったです。彼、素直そうだし。媚びマン希望でしたし」



――わかっている。挑発しているのだ。俺を煽っているのだ。イライラすれば、彼の思うつぼだ。

 媚びマン権を剥奪されている丸尻さんのまんこは、飢えている。
 だが自分から手を出すと怒られるから、あくまで俺に襲われるのを待っている――そして事が明るみになれば、”自分は襲われた”などと宣い、被害者ぶるに違いない。


「服越しでも巨根なのが分かりましたし……フンッ あなたよりもオスくさくて、好みでしたし……
「悪いけど、その手には乗りませんよ」
「な……っ何のことです? ふぅ…… おしりが痒いですねえ……すりすり あっこれは媚びマンではありませんよ、おしりが痒いので、ちょっと擦っているだけですよ…… 興奮しないでくださいね、フンッ……
「……メスくさい尻、擦り付けないでください。メスくさくなる」
「なっ、なんですって、う……うう……うう〜〜……」

 俺のちんぽを尻の谷間に挟むように、「すりすり すりすり」自称・尻が痒い丸尻さんは、しつこく擦り付けてくる。

 俺は勃起こそしているが、彼の思い通りに動いてやる気はなかった。ここで俺がちんぽを出せば、彼は今後も誰彼構わず媚びマンし続けるのだろう。


 なぜだかそれが、どうしても許せなかったのだ。



「すりすり、アすりすりぃ…… えいっ すり、すり……
「チッ……」
「ひぃ……う、ぅう……すり、すりぃ……う、うう、ひっく、うう〜〜……ふええん……うえぇえん……すり、すりぃ”……う、っく、う、っくぅ……」
「な、泣く事ないでしょう……大体あんたが悪いんですよ、媚びマンなんてするあんたが」

 涙よりも先に鼻水を垂らし始めた彼の不細工な面に、下腹部がきゅんと重たくなった。しかも俺のジャケットで拭っているではないか。おろしたての黒いスーツに、彼の鼻水が糸を引いている。

「だってぇ……だってぇ……ぼく、媚びマンしかできないんですもん……っう、うう、びえええええ! びえええええ!」
「え、あ、えっと……」 

 丸尻さんは俺の股間に顔を埋めて、子供のように泣きだした。「びえええええオスくさっ オスくっさぁ…… うう〜〜……っうええん……オスくさっ……ちゃんとおちんちん、洗ってますか……っうう、オスくさいぃ……うう……っふん、ふん……くんくん、くんくん……ふん、ふん……ふん、ふん……オスくっさ

「っく……! あ、あのなぁ……ああ、もう……っ」
「う、うう、媚びマン、媚びマン権、はくだつ、されちゃって、ぼく、この会社で生き残れるのか不安なんですぅ”うう……っ」
「そういうことかよ……わかりましたよ、ああもう、しゃあねえなぁ……」




***




「は……っ はは……っ
「あへぇっ あへぇええ〜〜〜〜

 今駆け足で立ち去った男は、丸尻さんの喘ぎ声を聞いて、どんな気持ちだっただろう。

 つい笑い声がこぼれてしまったが、俺がこの人を手に入れたら、あの男のような気持ちを味わう輩が、沢山出てくるのだろう。


「フーーッ…… はあ……っ はあ……っ 仕方なくですよ、あんたが泣くから、仕方なく媚びマンさせてやってんすよ……っわかってんすか、おい……っ
「ふぅうんっ あひっ あーー…… お”ーー…… おぉお”…… お” お”〜〜……っほぉ!
「っはあ、その鳴き声、すっげー無様っすね……っほぉ! って、なんだよ、はは……っ
「ん”ぉ……っほ……っほ……〜〜っほ、ぉ…… ばかに、すゆな……すゆな”ぁ……っほぉ! っほぉ! んほぉ っほぉ〜〜〜〜っ

 パンッパンッパンッパンッ パンッパンッパンッパンッ
 ずちゅっずちゅっずちゅっずちゅっ ずちゅっずちゅっずちゅっずちゅっ


「あ”ーー……出そう……っ 丸尻さん、っはあ、ケツ、しっかり踏ん張って、っはあ 零すんじゃねーぞ全部飲めっ オラッ……!
「あ……っあっ……あっあっ…… や、やぁ……っ 童貞さんの濃ぉい精液……っこんなに出されたら、孕みます……っ孕みますぅ……〜〜〜〜あ、き、きた……っきたぁあ……っ
「あ”ーーーー……はあーーーー……っ……フーーッ……フーーッ……
「あっあっ今……っ今……精液、受け取り、ましたぁ…… んぅう……あっ……あっ あっまた、またっ出てます出てますぅっ お” あ” お” っほぉ! っほぉ!

 ずちゅ……っ ずちゅ……っ ぬこ……っ ぬこ……っ

 パンッパンッ……! パンッパンッ……!


「あ”ーークソッ……やべーー超イイ……はあ……まだ、もっと、はあ……っ丸尻さん……っはあ、はあ、フーーッ……
「あ、あぅ、あひっ あっあっ、バック……バックで、パンパンぅ…… うう、オスくさに、包まれますぅ…… んぅ”う”っ クマさんに、犯されてるみたいぃ……お”っ……ほぉ…… おほぉ…… お”ぅっ お”ぅっ お”ぅっ お”ぅっ

 ズッ……パンッパンッパンッパンッ
 びゅるるるるるるるるるっ パンッパンッパンッパンッ ビューーーーッ ドプッ…… ドプッ……

 パンッパンッパンッパンッ パンッパンッパンッパンッ……


「あ、へ イ、グ イグ イグゥ…… イッグゥウウウ……〜〜〜〜ッ


「へえ、誰が?」


「あ、ぼ、ぼくが……っこの、丸尻、みちる、が……っあ、え、あ、ああぁっ……!? あぁっ!?
「な……っ、誰だ、っく、う」
「っほお!




 ガンッ! 個室の扉を叩いた誰かが、「なあ、誰が?」男が何か言うたび、たばこの煙が香った。


「あ、ひ、ひぃ……っ」


 丸尻さんの動揺っぷりが異常だ。人が変わったように声を震わせ、自身の肩を抱いて縮こまっている。

「みちる。なあ、そういう事すんの、やめろって言ったろ」
「お、叔父様……あの、これは、媚びマンでは、あっ なく、てぇ……あんっ だめっちょ、まって、刈谷くんっ だめっ叔父様は、あっや、役員、なんです、あっ 怒らせたら、あぅ……あっイ、イっちゃう、イ……〜〜っちゃう……イグゥ……〜〜〜〜……ばかぁっばかっばかっ本当にだめ……っ お”、ぉお”っ

 プシャッ プシャアッ

 プッシャアアアアアッ


「みちる、潮吹き癖がひどくなってないか? 仕込んだ頃は、そこまでじゃなかったろ」


 煙臭い男のセリフからは、俺への牽制が感じられた。自分の方が丸尻さんを知っている、とばかりのマウンティングだ。


「出てきなさい、みちる。またアレ、されたい?」



 偉そうで、弱いくせにイキリちらしていて、どんなに無様でも上から目線で俺にモノを言っていた丸尻さんは――――涙声で一言「ごめんね」と告げ、出て行ってしまった。






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