▼飄々お兄さん×元ヤン妻♂
飄々お兄さん×元ヤン妻♂
※焦らし
※貞操帯
「ただいま」
ようやく奴が返って来た。俺は羞恥心を押し殺して四つん這いになり、馬鹿みたいにメスマンをおっぴろげる。
ぷるん、と揺れたちんぽに引っ付いているステンレス製の貞操帯が、耳障りな金属音を立てた。
――――はやくっ はやくっ はやくイキてえ……っ はやくザーメン出してえっ まんこヒクヒク止まんねえ 種付けっ種付けっ種付けっ種付けっ 旦那ならはやく種付けしろや……っ 散々待たせやがって
「智(とも)ちゃん、熱烈なご歓迎だね。いやぁ、仕事の疲れが吹き飛ぶよ」
桐也(きりや)はヘラヘラと笑いながら、冷え切った手で尻を撫でてきた。思わず声をあげそうになったが、寸前のところで堪える。
「クソッ……クソッ……フーーッ…… フーーッ…… はやく……っ はやくしろ……っ はやく、はやくぅ……〜〜〜〜っ」
「ん? どうしたのかな。泣いてる? 寂しかった? おめめうるうるだね、やな事あった?」
「しらばっくれんな、このド変態野郎……っ! いいからはやくしろ……っ 外せよ、これ、はやくぅう……っ」
尻を押し付けるように腰を動かせば、桐也はひらりと躱してのんきに靴なんかそろえている。
はやく、はやく、と急かしているのに、完全に面白がっている。「外から帰ってきたら、まず手洗いうがいしなきゃ」俺に背を向け、ゆったりとした足取りで洗面所へ向かい始めた。
「待てっ……待てよぉ……っはあ、はあ、クソッ……フーーッ フーーッ はやくしろ、はやくっ、はやく……〜〜〜〜っはやくぅ……っ はやくこれ、取れ……っ 貞操帯取れって……うぅう……はやくぅ!」
いよいよ恥を保つだけの理性もなくなってきた。普段は絶対にしないが、背後から抱き着いて下品なガニ股姿で腰を振る。
「ザーメン出させろっ潮も……っはあ、吹かせろっ 種付けさせてやるっつってんだろ、なあ、なあ桐也っ久々に夫婦♂の営みやってやってもいいぞ、なあ、なあっ、てめえの好きなラブハメしてやってもいい、今ならゲロ甘なやり取りも怒らねえから"ぁ〜〜……っ サムイ事言っても殴らねえから"ぁっ」
「石鹸を泡立てて、まずは手のひら全体を擦りまーす」
俺を見ることもなく手を洗おうとする桐也の背中を、両手で思い切り叩いた。だが全身に力が入っていない今、ポカポカという軽い音が返ってくるだけだ。
「フーーッ フーーッ てっめぇ……ん んぅ 桐也っ なあ桐也はやくぅ……っはあ、はあ…… なあ、なあってばぁ、おい無視してんじゃねえよぉ……っ この野郎シメられてえのかっ んぁ、ん、んぅ、ん、ちゅ、んぅう……くぅう……〜〜っ っぷは、キス、キスぅ…… んんんぅ……んっ、はあ、はあ……もっとぉ……っん なあ、まんこもっ、はやくまんこも……まんこもぉお……っ まんこが一番やべえよっ……メスイキしてえよぉ……んっはあ、は、んっ、んちゅ、はあ……」
桐也の背後から首を伸ばして、少し乾燥している唇にむしゃぶりついた。
舌同士が触れた瞬間、下腹部の血がドクドクと騒ぎ出す。
「んぅ んぅう んぢゅ……ぢゅぱっ んはっ んはぁ……っ」
「あははは、かーわいい。智ちゃんからベロ入れてくれんの初めてだ」
こいつは俺が寝ている間に貞操帯を付け、そのまま海外へと飛んだ。
おかげで彼が出張に行っている二か月間、ずっと射精できていないのだ。排泄のための穴はあるが、快感を得るような行為はとてもできなかった。
「はーー…… はーー……っ」
ふと鏡に目をやると、鼻水を垂らして目を腫らしている無様な自分がいた。
恥ずかしさと性欲が溜まりすぎて、不快で不快で仕方がない。にもかかわらず、まんこのヒクつきが止まらない……っ
「次は、指先と爪の間を洗いまーす」
「〜〜〜〜ふっざけんなよ、はあっ っはあ 覚えとけよ絶対ぶっ殺してやるからな……っはあ、っはあ、ん、桐也、ホントはやく……っ まじで、もう無理だからぁ……っ はやくしろっつってんだろうがっ 調子乗ってんじゃねえぞてめえ……っ」
「親指の付け根もしっかりと」
「うぅう……フーーッ…… フーーッ……」
――――はやくイキてえよぉお……っ 頭おかしくなっちまうっ はやくっ はやくっ まんこで思いっきりイキてえよぉ〜〜っ
「いたた、噛みつかないでよ。なぁに、そんなに俺に構ってほしい? かわいい妻だなあ」
「フーーッ…… フーーッ」
「さて、泡を洗い流して……もう一度、しっかり石鹸を泡立てまーす」
「死ねっ 死ねカスッ 殺すっ まじで殺すからなっ ッフーーッ フーーッ はあっ……はあっ…… うぅう、まんこ、はやくしろぉ……っ まんこ、突けよぉ……っ つ、突いて、突いてください……っそんで、ちんぽから、ザーメン……っはあ、ザーメン、いっぱい出させろや……くださいっ はやくっ、はやくぅ……〜〜〜〜桐也ぁっ あとで言うこと聞いてやるからぁ……ですっ 何でも聞きますですっ だからはやくしろ……してくださいませっ、もお、もお無理なんだ……ですぅっ きりや、きりや、あ……っ」
「智ちゃん、無理して敬語なんて……はあ、しょうがない。愛しの妻に、あんまり無様な顔させらんないね」
――――やった……! やっとだ、やっと来るっ やっとまんこ気持ち良くなれるっ やっとザーメン放出できるっ 窮屈な貞操帯が、やっと……
溜め息をつきつつもニヤケ面を隠さない桐也は、ようやく石鹸を洗い流して手を拭いた。
俺は玄関でやったのと同じ、”種付けさせてやる”のポーズで構える。四つん這いになり、尻を突き出せば、熟れまくったまんこがクパッ…… と開くのを感じた。
やっと、来る……
二ヶ月ぶりの、旦那ちんぽ……
桐也の、ペットボトルみたいな極太凶悪ちんぽ……っ
負け知らずだったビッチヤンキーの俺が、唯一負けた旦那ちんぽぉ……っ
「ん はやく、ハメろ 貞操帯も外せ…… ほら、ほらよぉ……おいてめえっ何ニヤニヤしてんだ! はやく、はやくぅ……っ」
腰を高く上げて尻肉を両手で開き、どすけべ妻まんこを見せつけているのに。
俺にベタ惚れの桐也が、耐えられるはずがないのに。
ズボンを押し上げるちんぽの形、ビンッビンなのに。
激しく脈打っているのがわかるのに。
玄関で即ハメされる予定だったのに……!
いくら待ってもちんぽは入ってこない。眉間に皺を寄せて顔だけで振り返ると、そこには恍惚とした笑みを浮かべる彼がいた。
頬を薄気味悪い赤色に染めて、仄暗い目で俺の事を見下ろしている。
「……ああ、そうだ! 持ち帰りの仕事があるんだった」
「な……っ!?」
「ごーめんごめん智ちゃん 急ぎの案件なんだよね」
「な、な、なん……なんで……っなんで……っやだ、やだぁ……〜〜〜〜ざけんなやぁ、うう、ぅ、ううっ……旦那ちんぽ寄越せやぁ……っ」
「はあ……っ」桐也はねっとりとした息を吐き、蹲る俺に合わせてしゃがんだ。
そして耳元で、笑みの滲んだ声で囁いてくる。
「片手間手マンでいいなら、してあげるけど?」
***
「くそぉ……っこうなったら……こうなったらぁ……っ」
もうあんな人でなしは旦那ではない。
いい大人のくせに、“好きな子ほどいじめたい”をやめられないのだ。
「舐めやがってぇ……はあっ、はあ……っ」
疼く腰を抑え、スマートフォンを握る。あまりメジャーでない通話アプリは、昔の仲間と連絡を取るときにしか使わない。
「はあ……っ よお、久しぶり……」
俺が一声発しただけで、電話の向こうは大騒ぎだ。都合がいい事に、複数人いるらしい。「智さん!」「智の兄貴!」中には涙声のやつもいる。
俺は仕事部屋にこもっている桐也を警戒しながら、小声でここの住所を告げた。
「今から来い。お前ら全員……ちんぽ寄越せや」
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