「千絵・・・先程から半兵衛様の視線を感じるのは気のせいか?」
「うん。気のせいだよ、気のせい。そんなことより早く勉強しよ、三成」
「・・・あ、あぁ」
私たちは仲が良くてたまに一緒に勉強をしたりしている
しかし、いつもなら感じない視線を今日は感じる・・・
けど、知らない、感じない
アイツなんかではない!!
「千絵くん、僕を呼んだかい?僕達はこんなにも心が繋がっているんだね。君の心の声が聞こえるなんて。」
「あーあ!!三成!!ここ分かんないから教えて!!」
「・・・おい・・・千絵・・・」
そうだ。聞こえない聞こえない
これは幻聴に違いない!!
「・・・三成君・・・僕が千絵くんに分からないところを教えるから君は早々に立ち去りたまえ・・・これは命令だよ。守らなければ秀吉に・・」
「はいっ!!私は早々に立ち去らせていただきます!!」
返事、早っ!!
「み、三成〜〜!!私を見捨てるな〜!!」
「これは秀吉様のため…許せ…千絵!!!」
「あ!コラ!!待て!!この馬鹿三成ぃぃぃ!!!」
「さぁ・・・邪魔者は消えたよ・・・僕が手取り足取り腰取り、分からないところを教えてあげるよ」
「け、結構です!!ていうか、腰取りって?」
「さぁ・・・僕と共に愛というものを学ぼうじゃないか。」
「くっつかないでください!!この変態!!」
いつになったらこの日々は終わるのだろう・・・
くっつかないでください移ります変態がお題提供確かに恋だった