34
「今から30分後の13時30分に氷帝が着くことになってる。
これには俺と真田が門まで迎えに行くから。
それから今回マネージャーは試合の記録中心で、休憩時のみドリンクとタオルを頼む。」
「分かったわ。」
幸村くんの言葉に視線を交わしてから頷く。
「試合は14時からシングル、ダブルス、シングルで休憩を16時。 16時半からダブルス、シングルの順に行う予定だ。
まあ、心配はしてないけど負けないようにね?」
レギュラー全体を見回してから黒い微笑を浮かべた。
「無論だ。 我ら王者立海大付属に負けは許されん。」
「わかっているだろうが、負けた者にはペナルティがある。」
力いっぱいに応える弦一郎にうざさを感じていたレギュラー陣は 柳くんの言葉に顔をひきつかせていた。
ペナルティ、とは恐らく柳くんによる特別練習メニュー。
これをやった後はしばらく体の自由がきかないらしい。
「ちなみに終了予定時刻は18時。 氷帝が着くまでは休んでくれ。」
幸村くんの言葉で各々好きな事をしながら時間を潰した。
|