長編 | ナノ

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「だーっ!
…はあ、言うつもりなかったけど、俺と関係持ってた奴らに
高宮が渚に嫌がらせされてっから傍にいるから文句言うなって伝えてんだよ。」
「…え?」
「だから、お前は何も心配しなくて良いーの。」













「ちょ、ちょっと!
そんな事いつ言ったの?!
てか、そんな事はされてないっ!」






丸井のケロッと発した問題発言に頭が真っ白になりそう。










桜井さんに私が?












ないないない、嫌がらせなんてされてない。

むしろ今桜井さんがファンによる嫌がらせを受けている。


















「ったりめーだろぃ?
事実ならとっくに俺は渚に掴みかかってるぜ。
良いだろ、お前渚の事好きじゃなさそうだし。」

確かに好き、ではない。
むしろ弦一郎を取ろうとする恋敵だから嫌い。




けれど、丸井にそんな事を言われた女子は…。











その行動を考えて冷や汗が出た。

惨めな私を守ろうとする優しい丸井から聞かされた彼女たちは、きっと桜井さんに…――――。


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