長編 | ナノ

01




立海大テニス部マネージャー

真田 弦一郎の幼なじみ

立海大三年で風紀委員















それが私の肩書き。

肩書きは立派だが容姿や中身は平凡そのものの私は、嫌がらせを受けやすい。


嫌がらせを受けてもマネージャーなんか辞めないし、ましてや弦一郎から離れることもしないのに。






私は弦一郎を愛してるから。

そう思いつつ下駄箱にある画ビョウや濡れたぞうきんを片付けた。

朝から自分の下駄箱掃除って疲れる…。





上靴や靴はいつも持ち歩いてるから無傷なんだけど。


















「名字、どうしたんじゃ?
校内に入るんか?」
「あ、仁王?おはよう。
なんでもないよー、早く朝練行こっか。」

朝練前に片付けておかないとバレてしまうから、いつも朝練前に立ち寄り片付けてから部室に向かっている。

私はこんな嫌がらせに負けるつもりはない。













だって弦一郎が側にいたから…。

これからだって離れないと、そう思っていたから…。


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