長編 | ナノ

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あれから本当にバタバタして
結局精ちゃ…ううん、幸村くんは転校した。











全部終わった実感なんてなくて

幸村くんがいなくなったのも本当は嘘なんじゃないのか?とか



考えて…。









でも、やっぱり誰も否定なんてしなかった。

でも前より変わったこともあって



最近は
赤也くん
仁王くん
ブン太

そして私の四人で行動することが増えた。





















…幸村くんの今を少し心配してる私は馬鹿だと思う。

何故幸村くんが赤也くんを襲って
私に電話かけたりしたんだろう?


わざわざ仁王くんの誕生日を使ってまで…















答えのない疑問。
止まない疑問。




「何ボサッとしてンだよッ?名前!」
「ぶ、ブン太ッ」

「今度の試合は名前先輩も見に来て下さいね!!」
「赤也くん…うん!」

「俺だけを見に、な。」
「またまたー、仁王くんたら!」






でも笑いが絶えない平穏な毎日が続いてる。













あんな事件があっても仁王くんも赤也くんも嫌いになれなかった。

だから私にとってはもう過去のこと。
今の皆の笑顔は嘘じゃないと思うから…。




またいつの日か幸村くんに会えたならその時は―――






















end


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