24
本当はこんな時間に入院してる精ちゃんに電話なんかしちゃ駄目なんだけど、精ちゃんと電話して、軽く今までの事を話して力を貸して欲しいと言った。
そして、明日学校サボッてブン太とそちらに行く旨を伝えた。
精ちゃんは快く承諾してくれた。
病にかかっている精ちゃんにも迷惑をかけてしまって申し訳なかった。
けれど赤也くんにまで危害が及んだ。
これ以上の被害は出したくなかった。
「明日何時くらいに行こうか?」 「11時ぐらいで良いだろぃ。 ほら、もう少しこっち来いよ。」 「ぶ、ブン太///」
一つの布団に二人入ってるから、かなり密着しないと布団からはみ出てしまう。
今私はブン太に腕枕してもらってるんだけど、照れる…。
「あ、忘れるとこだった。」 「ん?」 「明日の部活、仁王に上手く言って貰うように連絡しとかないと。」 「ブン太…。ごめん。」
大好きな部活、サボらせてごめんね。
「気にすんなよぃ! 天才は1日2日なんともないぜぃ?」
そうやってニカッて笑うブン太が好き。 ありがとう。
|